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古民家民宿15年の歩み 開業から運営のお話

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#ゲストハウス

感謝!

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このマガジンでごーやー荘の歩みを連続回で書き綴りました。これに先立ちごーやー荘ではクラウドファンディング(以下CF)をやっていました。ごーやー荘のウェブサイトをリニューアルしたり古民家ならではの問題である老朽化。これを改修するためのCFです。

CFでは多くのパトロンからの支援を頂きました。このノートを読んでいらっしゃる方の中にもパトロンがいらっしゃるかもしれません。本当にありがとうございました。

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第五回- 「沖縄のど真ん中でこれからを叫ぶ」

第五回- 「沖縄のど真ん中でこれからを叫ぶ」

沖縄への観光客1000万人時代を目前に控え、この沖縄市もこれから一万人収容のアリーナが出来、泡瀬ベイ東部海浜エリアにビーチが開発され、沖縄市も観光客やイベント目的の旅行客が増えてくると思います。これからコザの街も少しずつ観光客・旅行客向けのお店も増えてくるかもしれない。そんな中で、ごーやー荘と自分の役割としての想いを綴ってみます。

原点現在も行政が進める中心市街地活性化事業、それでもまだ寂しいコ

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第四回−「人生の旅コンシェルジュ」

第四回−「人生の旅コンシェルジュ」

何回かに分けてお客様との思い出を語ってきましたが、なにも三線やエイサーなど伝統芸能を目的とした人たちばかりではなく、普通の旅行客、ビジネス客、学生さんの合宿そして沖縄では移住者もいらっしゃったりするので、そういったいろんな方々との出会いも、この宿業の醍醐味です。

最初の頃は観光というより旅人といった感じの人達が多かったです。情報交換したり料理を持ち寄ったりして酒を酌み交わす、そんな出会いを求める

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第三回−「三線とエイサーが取り持つ輪」

第三回−「三線とエイサーが取り持つ輪」

三線とエイサー。どちらも沖縄の伝統芸能です。
三線は言わずと知れた沖縄の伝統楽器。ニシキヘビの革が見た目にも特徴的な楽器ですが、この音に「癒やされる」「沖縄に来た気分になる」といろんなお客様に言われます。
そしてエイサー。旧盆に踊られる沖縄の先祖崇拝の伝統芸能。三線の音に合わせて太鼓をたたきながら踊る勇壮な芸能です。
この2つはごーやー荘の代名詞と言ってもいいかも知れません。

三線の輪私の三線経

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第二回−「助けられた一冊の本」

第二回−「助けられた一冊の本」

晴れて営業許可も降り、開業した古民家民宿「ごーやー荘」。しかしそのスタートは華々しいものではありませんでした。
営業許可を取得して1ヶ月も経たない4月中旬、GWに間に合わせようと予約体制も整っていない中での見切り発車で、最初のお客様が来るのに1週間近くかかりました。
それでも初めてのお客様は今でも覚えています(実はウェブサイトのトップページに15年変わらずに写真が載ってます(笑))。

全国デビュ

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第一回「ごーやー荘の誕生秘話−不思議な巡り合わせが生み出した古民家民宿」

第一回「ごーやー荘の誕生秘話−不思議な巡り合わせが生み出した古民家民宿」

沖縄本島のど真ん中。生活に観光に便利な街 沖縄市。そんな街の中心部にほど近い場所に佇む瓦屋根の古民家。
開業から15年、地域に根ざした宿として時を刻む「ごーやー荘」は、これまで延べ1万8千人近くの国内・海外のお客様にご宿泊頂きました。

オーナーは皆から「秀」(ひで)と呼ばれる私 野下秀広。長崎県出身。というと「民宿をやりたくて移住した島ナイチャー」というイメージを持たれることもしばしばですが、1

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