残詩 #9

もうカーテンを閉めた

缶ビール一本分の幸せ
それは僕にとって大きな幸せ

そのあとに飲むコーヒーの幸せ
僕は幸せに包まれている

たしかな
たしかな

またつぶやくようにした

少し酔っている

去った理由は訊かないで
ただ嫌になっただけだから

いつだって単純

仰向けになって天井を見るのもまた佳し

ほどほど

むずかしい

あらためて思う

なんだかんだでやることがある

皮肉が苦手な僕は
川柳を辞めた
もう過去のことだ

明日の言い訳なんてまだ考えなくていいはず

とにかく書けよ
あの人なら言うだろう

今日は良かった
まだ続きがある

タバコも買ってきた

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