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【勝手な詩】 砂時計は横倒しにして

幸福は我慢すべきか?

我慢の木の枝に
ひび割れた果実がぶら下がる、
その果汁は甘いか、苦いか、
それとも口に触れることすらないのか。

幸福は雲かもしれない、
空を漂い、形を変え、
手を伸ばせば消えてしまう。
けれど、我慢の石は手の中にある、
重たく、冷たく、確かに。

我慢すれば幸福は育つのか?
それともただ
積み重なり、
押し潰されるまで
待つことを強いられるのか?

砂時計は横倒しにしてしまおう。
幸福も我慢も、
どちらも影に変わるなら、
私たちは踊り出す。
砂が雨に変わるまで。

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