残詩 #61

チキンも食ったし
歯磨いて眠るか

僕が嫌われる理由はもう知らない
ままでいい

僕が嫌う理由も
もうほっといてくれ

いい映画を観たあとに調子が悪くなる
いつものこと

くそったれ少年時代
と言ってしまえたらどんなに楽だろう

僕はあいつを許さない
けど何もしない
ただ許さないという思いを持ち続ける

言葉はブーメラン
何度も帰ってくる
何度も帰ってきた

死ぬ10年前に天職を見つけられればいい

思っていた青年時代
僕は天職を見つけたかもしれない

もうミームも残しただろう

残詩は遺書としての意味合いも持っているようだ

眠る前だから
もうスマホは見たくない
けど
気になってしまう

競争なのか
人生ってやつは

長生きはいいことなのだろうか
次姉は16歳で逝った

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