残詩 #25
いつもの中途覚醒
起きたら喉がカラカラだった
サイレンが鳴る
救急車だろうか
助かれ
と念じる
僕にできることはそれぐらいのこと
眠剤を飲んだ
もうすぐ僕は眠るだろう
性格に善悪はないと聞いた
もう一杯コーヒーを飲ませて
たまにはイエーツの詩を読んでみようか
僕はすぐ影響を受けてしまう
今日はピンクのガーベラを買った
花言葉も悪くない
明日になれば
本が届くかもしれない
そんな期待が僕を生き長らえさせる
またサイレンが鳴る
警察のようだ
捕まれ
と念じる
観葉植物のパキラの葉が変色し始めた
切った方がいいのだろうか
わからないけど切ってみた
日々実験
明日は用事がある
そう思いながら起きている
この記事が参加している募集
サポートしていただけたら、とてもありがたいです。