【勝手な詩】 やるせない朝
灰色の空に、静かな吐息
目覚ましの音が、心に響く
窓の向こう、薄曇りの日差し
心も同じく、曇り空
冷えた床に、裸足の感触
冷たい水が、目を覚ます
鏡に映る、自分の顔
どこか遠く、見知らぬ人
街の喧騒に、溶け込む音
行き交う人々、無言の行進
心の中で、問いかける声
「今日もまた、同じ一日?」
コーヒーの香り、ほんのひととき
温もりだけが、慰めになる
時計の針が、無情に進む
やるせない朝、逃げ場はなく
日々の繰り返し、同じ道を
歩き続ける、無名の旅人
やるせない朝、それでも前へ
一歩一歩、進んでゆく
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