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【勝手な詩】 未知の光
朝は新しい靴を履き、
世界の端から端まで歩き出す。
雲は踊り、街灯は歌い、
窓辺の猫は無言で革命を企む。
昨日の光は残像として、
カップの底に沈んでいるコーヒーのように揺れ、
新聞紙は目を覚ますが、
その言葉はまるで記憶を拒む迷路だ。
トーストの焼ける音が
遠い惑星の鼓動に響き、
バターは不意に地平線を描き、
目玉焼きは永遠の渦を見つめている。
目を開けると、世界は逆立ちして、
何もかもが違う、でも何もかもが同じ。
時間は折り紙のように折りたたまれ、
新しい朝はいつもの顔をしている。
でも、その笑みの裏には、
何かがひっそりと待っている。
未知の光が、
いつかは届くと約束されたように。
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