日常生活でできるNEAT(ニート)運動 効果抜群 続けられる
NEAT(ニート Non-Exercise Activity Thermogenesis)は、運動以外で消費されるエネルギーのことを指します。たとえば、歩く、立つ、階段を上る、掃除をする、家事をする、身振り手振りをするなど、日常生活で自然に行われる活動が含まれます。これは、意図的な運動(ジムでのトレーニングやランニングなど)とは異なり、日常の中で無意識に行う動作に関連しています。
NEATが注目される理由は、総消費カロリーの大部分を占めることが多いからです。特に、デスクワークが増える現代ではNEATが低下しがちですが、これを意識的に増やすことで健康や体重管理に大きく寄与します。
NEATを増やす方法
1. 歩く機会を増やす
• エスカレーターやエレベーターではなく階段を使う
• 一駅分歩く
• 歩きながら電話をする
2. 座りっぱなしを減らす
• 1時間ごとに立ち上がってストレッチや軽い体操をする
• 立ちデスクを活用する
3. 家事や趣味を活用する
• 掃除や整理整頓、庭仕事を積極的に行う
• 趣味を活かして体を動かす(ガーデニングやDIYなど)
4. 細かい動きを意識する
• 意識的に姿勢を正したり、体を動かす
• 信号待ちの間や待ち時間に足を動かす
具体例
NEATを増やす具体例をさらに詳しく挙げますね!日常生活で少し意識を変えるだけで自然に増やせる方法がたくさんあります。
職場やデスクワーク中の例
1. 通勤時
• 電車やバスでは座らずに立つ。
• 一駅手前で降りて歩く。
• 自転車通勤を取り入れる。
2. デスクワークの合間
• 1時間に1回立ち上がり、軽くストレッチをする。
• 会議を立ちながら行う(「スタンディングミーティング」)。
• メールや電話ではなく、直接歩いて話しに行く。
3. 昼休み
• 昼食後に10分程度散歩する。
• エレベーターではなく階段を使う。
• オフィス内でウォーキングミーティングをする。
家でできる例
1. 掃除や整理整頓
• 床掃除や窓拭きをこまめに行う。
• 家具の配置換えをする。
• 洗濯物を畳む時に体を伸ばしたり、片足立ちでバランスを取る。
2. 日常の移動を増やす
• 家の中で忘れ物を取りに行くのを「面倒」と思わず、動くチャンスと捉える。
• テレビを見ている時にCM中に立ち上がってストレッチをする。
• ゴミをこまめに出す。
3. 趣味を取り入れる
• ペットがいれば散歩の時間を増やす。
• DIYやガーデニングを始める。
• テレビや映画を見る時にその場で足踏みする。
買い物や外出時の例
1. ショッピング
• 車ではなく自転車や徒歩で行く。
• 買い物中にエスカレーターやエレベーターではなく階段を使う。
• 店内を回る時に少し遠回りする。
2. 公園や外出
• ピクニックや公園で遊ぶ時に、座っているだけでなく歩いたり動き回る。
• 子どもや友人と鬼ごっこやボール遊びをする。
• 電話をする時に歩きながら話す。
細かい意識で変えられること
• 歯を磨きながら軽く足踏みする。
• スマホやリモコンを手元に置かず、取りに行く手間を増やす。
• 台所で料理中に片足立ちやスクワットを取り入れる。
• 信号待ちや列に並んでいる時に姿勢を正して軽く体を動かす。
「小さな動きでも積み重ね」がNEATのポイントです!自然とエネルギー消費量が増えていきますよ。
運動量を実感する方法
NEATの運動量を実感するためには、以下のような具体的な方法やツールを活用すると良いです!自分がどれだけ動いているかを「見える化」することでモチベーションもアップします。
1. 歩数を測る
おすすめ理由: 日常のNEATの代表的な指標。
• ツール: スマホのヘルスケアアプリやスマートウォッチ、活動量計を使う。
• 目安: 1日8,000~10,000歩を目指す。
• 歩数を増やす工夫(例: 一駅分歩く、階段を使うなど)をすれば、どれだけ増やせたかが分かりやすい。
2. 消費カロリーを記録する
おすすめ理由: 具体的な数値でNEATを確認できる。
• ツール: スマートウォッチやフィットネストラッカー(Fitbit、Garmin、Apple Watchなど)。
• 普段の生活での消費カロリーが記録され、運動をしない日でもどれだけ動いたかが分かる。
3. 時間ごとの活動記録をつける
おすすめ理由: 自分の動き方を振り返るきっかけになる。
• 方法: 簡単な日記をつける。たとえば、
• 朝:駅まで10分歩いた
• 昼:会社で階段を3階分登った
• 夜:テレビを見ながらスクワット5分
• こうした記録で、「今日はこれだけ動いた!」という達成感を得られる。
4. 立っている時間を増やす
おすすめ理由: 座り時間を減らすのがNEAT向上の基本。
• スマートウォッチやアプリで「立っている時間」を記録できるものがある。
• 1時間ごとに立つアラームを設定して、どれだけ意識的に立ったかを確認。
5. 自分なりのチャレンジを決める
おすすめ理由: 習慣化しやすく、楽しみながら続けられる。
• たとえば、
• 「1日1,000歩ずつ歩数を増やす」
• 「週に3回は階段を10回使う」
• 「10分間連続で掃除して消費カロリーを確認する」
6. 体感で運動量を意識する
おすすめ理由: 数字だけでなく感覚でも確認できると習慣化しやすい。
• 「息が少し上がった」「体がポカポカした」など、動いた後の体の変化を意識する。
• NEATを増やした日は疲れが心地よいと感じることも。
7. 可視化でモチベーションを上げる
• アプリでグラフ化(歩数、消費カロリー、立ち時間など)。
• 「昨日より10分多く動けた」「週で1,000歩増えた」などの記録を見て成長を感じられる。
自分のペースで記録を取りながら、少しずつ「昨日より動けた」を目指すと、運動量を実感しやすくなります。