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イライラからの脱却(怒りとうまく付き合うためのマインドセット)

🔷いけないとわかってるけど、ついやってしまって、あとで後悔すること

ありますよね?
僕もたくさんあります。
そんなふうに、いつもやってしまうことに対して、どうやったらうまく付き合っていけるか、どうやったら気持ち良く過ごせるか、考えていきましょう。

今日は、その中から特に避けたいこと「イライラをついぶつけてしまうこと」、この現象とのうまい付き合い方と、今日の僕の成功体験について語ります。
ぜひ、皆さんも試してみてください。
自分も周りもきっと幸せな時間を過ごせるようになると思います。

※ すぐに結論を知りたい方は、一番下の🔴印へお進みください。

🔷人間は、誰しも得意不得意がある

僕の場合は、とにかく整理整頓が苦手です。特に服の収納とか配線コードの整理など。
わかっているけどできないんです・・・
データの整理はできるんですが、物理的なもの、書類とか衣服が苦手です。

一方で、僕の妻は身近なことで言うと、あらゆるものの「ふた」をしめることが苦手です。

キャップをかけることはできても、その先の、くるくると回して締めるタイプのふたが、締められていなくて、パカッと上に乗せられているだけになっています。

塩の瓶のふた、化粧水のふた、ファンデーションのふた、醤油のふた・・・
冷蔵庫を開けると、ある日突然、ソースが流れ出ていたこともあります。

心に余裕があるときは、かわいいなと思うくらいの、ささいなものです。

しかし、僕は、ついイラッとしてしまって、「ふたくらい、ちゃんとしめてよ」
「また、開いてるよ」
などと言ってしまいました。

この短いひと手間がなぜできないの?

そう思って、いつもイライラしてしまいました。
一方で、そんな小さいことでイライラするなんて、なんて器が小さいんだ、と自己嫌悪も感じていました。

🔷今朝起きると・・・

はちみつの入った容器が、倒れていました。
きっと、なにかの拍子に横になったんでしょうね。

今朝、起きてキッチンを見てみたら、こんなふうになっていました。


そうです、ふたが半開きになっていたまま、倒れたので、はちみつが大量に流れ出ていて!

約15cm×3cm幅くらい広がって、ベタベタのはちみつ湖が出来上がっていました。

「またか・・・」

つい、心の中でそう言ってしまいました。

イライラ、イライラ・・・

今日は、もう少しキツく言おうか?
こぼした原因は妻だから、このままにしておいて、彼女に掃除してキレイにしてもらおうか?
こういうことが起きないようにするには、どうすべきか本人に考えてもらおうか?

僕は、しばらく一人で考えました。

🔷イライラをぶつけても何も解決しない

いや、待てよ。
いつものように、ここでイライラして、自分が発散するために妻に怒りをぶつけても、結局いつも後悔しているんじゃないのか?

キツく言ったら、妻も不快な気分になって、言い返してくるだけで何も解決しない。

よく考えてみたら、そうだよな。

逆に、自分がもし、服の収納がうまくできていなくて、そのできないことに対して、「ちゃんとやれ!」と言われたところで、わかってるけど、どうしたらいいかわからないし、「そもそも自分は別にそんなに困ってないからいいよ」、と思うだろう。

だからきっと、ハチミツがこぼれたことを指摘しても、妻も同じ気持ちになるだろう。


🔷だったら、今日は、こうやって考えてみよう!

僕の妻は、ふたを締めることが苦手。

じゃあ、ふたを締めてくれ、というのはもうやめよう。
いや待てよ、全てのふたを締めてないわけじゃないな。
どういうものなら、できてるんだろう?

ペットボトルのような回して締めるタイプのものは締められないけど、ケチャップ容器のふたのように、上から押さえればすぐ締められるタイプのふたなら、いつも締められている!

じゃあ、できるだけ、あらゆる容器をケチャップと同じタイプのふたにしよう!
さっそくネットで探したら・・・
ありました!


よし、これだ。

それに、もっと広く考えてみたら、
一晩中、ハチミツが放置されていたのに、
虫一匹来ていない。
アリもハエも。

この家は、本当に清潔に保たれているんだなぁと実感。
もし、これが田舎の古い一軒家だったら、絶対にアリとか虫が来ていただろう。
そう考えたら、今住んでいる家の快適さに、あらためて満足感を覚えました。


🔷朝、起きてきた妻に、僕はこう話しました。

「この家は、本当に素晴らしく清潔だよね、
ハチミツが一晩中、流れ出てしまっていても、アリ一匹来なかったよ。

あ、そうそう、起きたらハチミツがこぼれていたんだけどね、家が清潔だなって思ったんだ。

そうだ、このふたのキャップが、回すタイプだと締めにくいから、今度は、ケチャップのふたみたいな、簡単に締められるものを買おうと思うよ。」

こう話したら、妻は少し驚いた顔をしましたが、穏やかな笑顔と声で、こう話してくれました。

え?ハチミツが漏れてたの?
そっかぁ、ふた締めてなかった・・・

でも、そうだね、その回して締めるっていうひと手間ができないんだよね。

うん、ふたが変わるといいなぁ。
それに、そうだね、この家は、本当に良いよね。
アリ一匹いないし、夏も蚊もこないし、本当に快適に過ごせているよ^_^

🔴終わりに・・・
そうです、僕は、気づきました。

・怒りとの付き合い方

1.いや待てよ、と問いかける。
2.ひとは、誰しも「できないこと」があると考える
3.できないことを強要するのではなく、別の方法はないか?
4.解決策は一つではない。だったらこうしよう。
5.相手が共感しそうな解決策を提示する
6.ささやかなしあわせを再確認し感謝を伝える

今日のできごとで、僕は、とても大切なことを実践し、そして成功したのです。
きっと妻は、僕の中でこんなふうにいろいろ考えたなんて思ってもみないと思いますが、
それでいいんです。

結果として、自分も妻も、穏やかで爽やかな朝を過ごすことができたのですから。

今日の成功体験は、僕にとっては、これから先、とても大きな一歩になるだろう。

おわり

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