生えている草を「資材」だと考える
庭の草の刈りとり。
ここはレンガ塀に囲まれた庭で、平らな部分は硬く突き固められています。
そのため、浅い土や硬い土が得意な草しか生えません。
イネ科とツル系、ヒメジョオンやアメリカセンダングサなどです。
お米を作っていないので、稲藁の代わりに使ってみようと思っています。
土中環境改善では、稲藁を使うとホコホコの土にしていきやすいです。
例えば、掘った土を置くときに、土を平らにならして、その上に炭を平らに撒き、稲藁を平らに敷き、落ち葉を撒く・・といったかんじで、ミルフィーユのように平らな層を重ねていくと、水がしみ込みやすくなります。
稲藁は落ち葉に比べると分解されやすく、菌糸がつきやすいのです。
菌糸が土の中に小さなすき間をたくさん作ってくれるからです。
この草が分解されやすいかどうかは、試してみないとわからないのですが、一気に高く早く成長するタイプの植物は、分解されやすい傾向があると推測しています。
急ごしらえの組織なので、スカスカしているというか。
遠くから運んでくるのではなく、できるだけその場にあるものを使っていきたいので、これからの作業ではこちらを試してみるつもりです。
そう考えると、雑草ではなくて「資材」。
草刈りというよりは「収穫」といった感覚になります。
それ以外の草も緑肥として醸していくので、やっぱり「収穫」ですね。
草が豊かに生えているのは、うれしい。
それ以外の草も緑肥として土に帰していくので、たくさんあるのはありがたい。
豊かな気分。
年を追うごとに、ちょっとずつ土が深く柔らかくなってきています。
生えている草も変化があります。
夏の間は、つる草がコンクリートの上を覆い隠していたので、地面が熱くならずにすみました。
おかげで、今年の猛暑でも家の周りは涼しかったです。
草、大事ー。
いっそのこと、草や木が生えている面積に応じて減税してもいいんじゃない?
草を根元から抜いたり、除草剤を撒いたり、防草シートで覆ったりするから、地面がむき出しになって熱くなる。
それが夏の暑さの一因になってると思うのです。
草を生えないようにして、木を切り倒して、それでクーラーで冷やして・・それってなんだかなぁって思ってしまいます。
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