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新しい道ができた。状況の変化にあわせて、風の草刈りと点穴。
8月は暑さもあって、古民家周りのワークショップをお休みしていました。
暑さとほどよい雨で、草が繁茂していました。
こういう植物の姿を見ると、旺盛な生命力、豊かさを感じます。
昨年と大きく様子が違うのが、草の丈。
背の高い草がほぼなくなってる。
高さがあるのは、残しておいたススキくらいなかんじで。
ちゃんと夏前にやった、風の草刈りが効いています。
8月に、駐車場を作るのにあわせて、道を家の近くまで造作しました。
というのも、今後、浄化槽を入れる予定があるから。
いずれ道を作ることになるので、駐車場からそのまま家に車で降りられる道を作ったのでした。
道は、庭にあった一番大きな水脈を横切っています。
さて、どうする?
水を動かすのは、①流す、②染み込ませる、③蒸発させる。
①流すのが難しかったら、②と③を組み合わせて動かしていく作戦ですね。
今後は、どう水を動かしていくか、新たな展開となりそう。
ともあれ、今日は土地の観察と草刈り。
ひとりで、二時間ほど。動力なし。
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写真だと、風の通りがわかりづらいなぁ。
刈ったのは、際(きわ)と水脈の上。
それ意外はふんわりと残すような感覚で。
作業のあとは、鬱蒼としていた空気が動きだしたかんじ。
でもまだ、敷地から谷に向けての「抜け」が足りてない。
具体的には・・
際(きわ):
石垣の下。溝を掘るイメージで刈る
建物の脇:
コンクリートがうってある堺が谷になるように刈る
水脈の上:
生えている植物を見ると、水脈の上は水を好きな種類が生えている。
重機で踏み固まった側は、ヤマゴボウや巨大化したアメリカセンダングサなどがいた。かなり水が集まっているようす。
硬い物の脇:
石や木の周り、ススキの株の周りも。
ツルで地面から繋がっていて空気が塞がっている部分は、刈り取ってすっきりとさせる。
ツル系:
特にカナムグラは、土が固かったり浅かったり、トタン板など置いた物の上で優勢になる。花粉が出るとやっかいなので、表面からはぎとってくるくるまとめる。
夏前にやった草刈りの効果を感じる。
庭から谷への部分、「抜け」を作っておいたところはそのまま低く保たれていた。
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夏を過ぎても、草は低いままだった。
点穴は、ひとまず2ヶ所掘った。
掘ったのは、道の脇の水が溜まるところ。
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下流側に点穴を掘った。
水が溜まるかどうかは、表面を見るとわかる。
粒子の細かい泥が集まっている。
ところによっては、藻類みたいなものも。
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水が流れ出るように、下流側の集まりそうな部分に点穴。
穴には炭を入れて、その上に縦に枝を刺して泥濾しにした。
一つ目の穴は、泥の層ができかかっていた。
早めに掘っておくと、水がしみ込むしくみができてしまうので、周りが柔らかくなっていく。
丸谷さんが、道路を作ってすぐに簡単な点穴をいくつか作っておいてくれたので、比較的道のわきはフカフカでした。
次回、9/17(土)に、この経過と、さらに草刈りと点穴を掘っていきます。
①硬い道ができても水が動く(しみ込んでいく)ように、点穴。
②抜けを作って風を通す草刈り。
土中環境改善のワークショップを、平日、休日、毎日開催しています。
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