高齢男性が元気になる方法
1.男性ホルモン=テストステロン
男らしくなりなさい、と小さい頃から言われていました。
男らしい男性は、自信があるように見えます。
男性の体の中には、テストステロンを言われる、男性ホルモンがあります。
「テストステロン」とは、男性を攻撃的にさせ、闘争心や意欲(モチベーション)を駆り立てる男性の象徴ともいえるホルモンです。
性欲をアップさせ、筋肉隆々の肉体をつくる働きを施し、促進させる作用もあります。
仕事で成功している男性、ステータス(社会的地位)が高い男性は、実際このホルモンが高い傾向にあります。
テストステロンは、男子の思春期に暴走しやすく、カッとなって暴力を奮ったり、性衝動に駆られてしまうことがあります。
その暴走をコントロール出来るかが大人の男性には求められるでしょう。
2.高齢男性が元気になる方法
作業療法士として働いていると、高齢者と接することが多いです。
今の70〜90歳位の男性は、「戦争」や「戦後復興」「高度経済成長」を支えてきた人たちです。
今の男性より、「男らしく」いることにプライドを持っている人が多いように感じます。
その世代の人で、俗に言う「リハビリを受けに来る」方は、何かしら、心身にハンディキャップを持っている人が多いです。
その年代の人は、そのハンディキャップを
活動・参加面やQOLの回復というより
「治すこと」「克服すること」「強くいること」に目的が行きやすいです。
見方によっては、「機能訓練に固執している」ように見えます。
私も、今までどちらかと言うと、良くないことだという意識がありました。
ただ、こうも考えられます。
上記の、テストステロンって、
逆境や闘争時に爆発的に高まりやすいと言われています。
戦争や戦後復興、高度経済成長を支えてきた世代は、多くの逆境や闘争をくぐり抜けてきた人たちです。
本能的に、
元気になるためには、テストステロンを高める必要がある。
男としてのプライドを失ったら終わりだ
ことを知っているのではないかと。
3.まとめ
今回は、
高齢男性は本能的に元気になる方法を知っている
という話でした。
男性としてのプライドを失わせないようにするにはどうしたら良いか?
という切り口もリハビリテーションアプローチの一つとして、持っていこうと思いました。