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【自己準備】中級編コラム:儚くも美しい大恋愛のススメ

誰もが一度はドラマや映画のような恋愛を夢見たことがあるのではないでしょうか。相手を想うと、嬉しくて、ドキドキして、それでいて切なくて、愛おしくて、楽しくて、苦しい

そんな複雑な感情こそ恋愛の醍醐味です。手と手が触れただけで、多幸感を味わえるこの感覚、なかなか他で味わうことなんてできません。

なかにはそんな自分の心がかき乱される感覚で恋愛に尻込みしてしまう人もいるかもしれません。が、それでも、怖がらずに一度は飛び込んでみてほしいと、筆者は願っています。

正直、若い頃に限っては、自己理解とか価値観のリストアップとか、どーでもいいんです。「好き」という気持ちだけでとことん暴走していったらいい非日常的な体験強烈な感情は、日々の生活に彩りを加えます。

また、夢中になることで、自分の限界を超え、新しい挑戦をする勇気が湧いてきます。ロマンチックな気持ちはクリエイティブなアイデアインスピレーションを引き出す力があります。

つまり、あなたにとっての「恋焦がれる人」や「心ときめく人」の存在は、あなたが今のあなたから大きく変化&成長を遂げるための無限の原動力&可能性を与えてくれるのです。

非日常の経験は、人生にとってもかけがえのない宝物と言えます。泣くほど笑って笑えるほど泣いてボロボロになるほど傷つく。10年後、30年後、もしくは天国に召される直前に「いい恋愛したな」と思える経験を持てるってすっごく素敵じゃないですかね。

とはいえ、どんな夢も、やがて現実に戻る瞬間が訪れます。それが大恋愛の儚さであり、美しさでもあります。夢が終わるからこそ、その瞬間が特別で大切に思えるのです。

実は、大恋愛の真っただ中にいる時に見ている「」は、科学的には「脳内麻薬」が引き起こしている幻覚にすぎません。まさに「夢幻(ゆめまぼろし)」です。しかし麻薬精神と体への負担が大きく、麻薬漬け人間を蝕みます。そのため自ら麻薬の放出を抑えるように働きます。恋が冷めていくのも、このメカニズムによるものです。

好きな人と付き合って1年目のドーパミン最高にキマっていて最高の気分です。2年目の落ち着いたキラキラ感は、ちょうど良い量の脳内麻薬がなせる技。そして3年目以降は、脳内麻薬がほとんど出なくなってしまいます。3年目の浮気はこのようにして生まれると言われています。

3年目以降の「穏やかな幸せ気分」は、主にセロトニンオキシトシンによるものです。この「穏やかな幸せ気分」を「物足りない」と思ってしまうと、出会いと別れを繰り返す『恋愛依存症』に陥っていきます。それは麻薬中毒者と基本的には変わらない依存症の状態です。

大恋愛に落ちて夢を見ることも、夢から覚めることも、どちらも大切な経験です。極論を言えば、大恋愛はなくても幸せは手に出来ます。でも、せっかくなのですから、人生一度は経験してみてもよいのでは?ただ、その際は「いつか覚める夢」だということだけは覚えておいてくださいね。


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