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趣味の話ですが、今年、居合道場の門をたたきました

私の趣味の一つに「居合道」があります。
といっても、今年の春(2023年4月)に始めたばかりなので、まだ1年も経っていませんが。

居合を始めた話しを仲間や友達にすると、「あの藁を切るやつ?」と高確率で聞かれます。それは「試し斬り」というものですが、私が稽古しているのは演武なので、また別のものです。
居合は、鞘から刀剣を抜き放ち、さらに納刀に至るまでをも含めた技術。


まだ入門したての頃 刀帯まで真っ黒



私が入門した道場は全国剣道連盟居合道部(以下、全剣連)に加盟する道場で、流派は「無双直伝英信流(むそうじきでんえいしんりゅう)」と言います。
全剣連に加盟する流派は他に、夢想神伝流、土佐直伝英信流、伯耆流、田宮流、無外流などがあるそうですが、この無双直伝英信流と夢想神伝流が多数を締めるのだそう。

流派の違いは、礼法(挨拶の仕方や作法)、下げ緒(鞘と袴を結びつける紐)の結び方、納刀の仕方等、細かな所ですがまあまあ違います。
ただ連盟の制定する規定技「制定12本」は、全剣連加盟の流派なら基本同じ技なので、お菓子屋さんで例えると「日本のショートケーキの基本形は同じだけど、ナッペや絞り方がお店によって違う」みたいなものでしょうか。。。(わかりにく)

演武を基軸にしている居合道は実際に斬り合うことはありません。(斬り合ったら危ない(汗))
剣道との違いは、剣道は初めから互いを敵とした敵対動作から始まる、いわゆる敵との「立合」から始まるのに対し、居合道は主に床の間での想定のような普段の生活の中など、「居」ながらにして敵に「合う(遭遇する)」として形が組まれている点。つまり、敵かどうか分からない相手を前にしたときに、相手の出方を見て瞬時に攻撃に転ずることを想定しています。
頭の中に、架空に敵を想像して演武を行うということです。

言葉で表現するとちょっと分かりにくいので、全剣連の制定12本の動画を貼り付けておきますね。↓


演武なので激しい動きもなく、自分自身と向き合って自分のペースでできるのが居合の良いところ。
私の道場にも老若男女問わず、いろんな方が所属され稽古しています。
女性の割合も意外に多く、およそ2割くらい。
年齢は下は10代(規定は高校生以上しか入門できませんが、特別な事情で小学生が数名います)から、上は80代まで本当に幅広いです。

道場で稽古している方の多くは、元々刀剣が好きな方や、剣道等の武術をされていた方、歴史が好きな方、神社仏閣が好きな等が多いです。
で、私の場合は、小学生のころに剣道と空手を少々嗜んだ以外、これと言って特に共通項はありません(汗)


愛刀 重さとバランスで選んだので、茶色になったのはたまたまですが、先生方には好評の色目

じゃ、なんで入門したの?というと、それは「心を鍛えたかった」からです。私の年齢はアラフィフ。叱ってくれたり注意してくれる人がだいぶ少なくなりました。なので、自分のことは自身で律しなければなりません。
しかし、軟弱者の私はどうしても自分に甘い。
そこで、永く続けられて「ちょっと人とは違うもの」(←ここポイント)を探していきついたのが、居合だったということです。

そして現在、全剣連居合道1級を取得。
来月には初段の審査会が控えています。
しかーし、ちょっと今問題が発生していて、初段審査会をパスしようかと悩んでいます。

この話は、また次回にしたいと思います。
ではでは。

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