見出し画像

その他の話:ストレスチェック(毛髪ミネラル検査編)

毛髪ミネラル検査をご存じでしょうか。

人間は食べ、そして排泄します。
排泄されたものは尿と便と汗と爪、そして毛髪に出てきます。

毛髪は、ずっとそれらの排泄物を記録しながら伸びていきますので、
調べると過去の平均値をいつでも検査することができます。

私は、ら・べるびぃさん (https://www.lbv.jp/) で検査していますが、
検査の単位はPPB。

なんと10億分の1 です。

25mプールに目薬を3滴いれてかき混ぜても、
目薬が入ってると分かる精度だというのですごいです。

ストレスをみる項目は「Na」「K」
副腎の疲労度、
つまりはストレス度合を「Na・K」で推定することができます。

① 両方とも高値 ・・・「警告期」
② 両方とも低値要注意・・・「抵抗期」
② 両方低値(さらにNaが低い)
         ・・・「疲弊期」or 炎症(アトピー、脂肪肝など)


私の結果

1年前
今年

どちらも低めです、ストレスがありますね。

私は交感神経が高くなるような考え方をすることが多く、低血糖もあり、
ストレスが高いことを自覚しています。

これらが、毛髪に反映されていることが分かります。
毛髪がストレスの記憶を持っています。すごい。

なぜ、ストレスがNa・Kに反映されるかですが、
Na・Kはホルモンの影響で動くからなんです。

毛髪中ナトリウムとコルチゾールは比例する

ストレスによって交感神経が緊張すると、
アルドステロンとコルチゾールが分泌されます。

アルドステロンは尿細管に働いて、Naを再吸収します。
なので、ストレスが多くアルドステロンが高い人は、
毛髪中のNaも高くなります。
(血中のNaはホメオスタシスが働くので、高くはなりません)

つまり、毛髪検査でNaが高い人は、コルチゾールがバンバン出ている、
ストレス警告期。

毛髪検査でNaが低い人は、コルチゾールを出しすぎて、
上手に出せなくなってしまった、
ストレス疲弊期。

と考えられます。

K(カリウム)もコルチゾールや甲状腺機能を反映しています。
甲状腺が毛髪の促進、脱毛などに関係しているためと考えられます。
毛髪中では、血液中と逆で、
甲状腺機能が更新すると、毛髪のKは上昇します。

基本的には、NaとKは同族元素なので、同じように動きます。

交感神経優位などの自律神経は、
好中球、リンパ球の比などでもみることができます。
血液検査の際に、「白血球分画」を追加してもらうと、確認できますよ。

毛髪ミネラル検査はその他にも色々しることができます。
それはまた別の機会に。
今回はストレスチェック編でした!


いいなと思ったら応援しよう!