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その他の話:ストレスチェック(毛髪ミネラル検査編)
毛髪ミネラル検査をご存じでしょうか。
人間は食べ、そして排泄します。
排泄されたものは尿と便と汗と爪、そして毛髪に出てきます。
毛髪は、ずっとそれらの排泄物を記録しながら伸びていきますので、
調べると過去の平均値をいつでも検査することができます。
私は、ら・べるびぃさん (https://www.lbv.jp/) で検査していますが、
検査の単位はPPB。
なんと10億分の1 です。
25mプールに目薬を3滴いれてかき混ぜても、
目薬が入ってると分かる精度だというのですごいです。
ストレスをみる項目は「Na」「K」
副腎の疲労度、
つまりはストレス度合を「Na・K」で推定することができます。
① 両方とも高値 ・・・「警告期」
② 両方とも低値要注意・・・「抵抗期」
② 両方低値(さらにNaが低い)
・・・「疲弊期」or 炎症(アトピー、脂肪肝など)
私の結果
![](https://assets.st-note.com/img/1729144234-tSqZNMC5JU7AcKpg9VWahD1o.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729144829-Pyu6wbhfjTl7K4SrUIqve3FB.png?width=1200)
どちらも低めです、ストレスがありますね。
私は交感神経が高くなるような考え方をすることが多く、低血糖もあり、
ストレスが高いことを自覚しています。
これらが、毛髪に反映されていることが分かります。
毛髪がストレスの記憶を持っています。すごい。
なぜ、ストレスがNa・Kに反映されるかですが、
Na・Kはホルモンの影響で動くからなんです。
毛髪中ナトリウムとコルチゾールは比例する
ストレスによって交感神経が緊張すると、
アルドステロンとコルチゾールが分泌されます。
アルドステロンは尿細管に働いて、Naを再吸収します。
なので、ストレスが多くアルドステロンが高い人は、
毛髪中のNaも高くなります。
(血中のNaはホメオスタシスが働くので、高くはなりません)
つまり、毛髪検査でNaが高い人は、コルチゾールがバンバン出ている、
ストレス警告期。
毛髪検査でNaが低い人は、コルチゾールを出しすぎて、
上手に出せなくなってしまった、
ストレス疲弊期。
と考えられます。
K(カリウム)もコルチゾールや甲状腺機能を反映しています。
甲状腺が毛髪の促進、脱毛などに関係しているためと考えられます。
毛髪中では、血液中と逆で、
甲状腺機能が更新すると、毛髪のKは上昇します。
基本的には、NaとKは同族元素なので、同じように動きます。
交感神経優位などの自律神経は、
好中球、リンパ球の比などでもみることができます。
血液検査の際に、「白血球分画」を追加してもらうと、確認できますよ。
毛髪ミネラル検査はその他にも色々しることができます。
それはまた別の機会に。
今回はストレスチェック編でした!