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日産自動車の没落!大量リストラと決断力のない経営陣の失態

かつて、カルロス・ゴーン氏の経営によって、復活した日産自動車が、2024年に大幅な赤字をだしてしまいました。

そこで、結果的に、日産をたてなおすべく、9000人のリストラが発表されたのです。

ここまで、技術の日産として、確固たる地位をきずいてきました。

しかし、不正な会社資金の支出で逮捕された、ゴーンさんが失脚すると、社長に、保守的な日本人経営者が選ばれたそうです。

こうなると、閉鎖的な大企業体質の日産は、技術以外の分野で、非効率な行いが目立ち始めます。

それに、最近の日産の自動車を見ると、新規のもので、売れ行きの良いものが少ないです。

日産は、日本では評判の悪い、EVの開発に力をいれてきたわけですが、外国市場の売り上げはいまいちでした。

こんな状態で、ゴーン氏が離れたことにより、ルノーとの協力関係がうすれていき、欧米の市場への販売力も落ちてしまったのです。

現在では、台湾の鴻海精密工業が、日産の株式取得のために、ルノーと交渉しているようです。

そして、自動車メーカーのホンダとの統合へ、話が進んでいっています。

これから、日産の技術や設備は、身売りされていくのかもしれません。

さらに、日本政府が、日産を助けるために、資金を出す可能性も十分あります。

これは、今の経営状態だと、銀行がお金を貸してくれないからです。

もはや、資金力がないと、新製品の生産や、技術開発も行えません。

こうして、日本の誇る大企業の没落が、急速に進んでいっています。

日産だけでなく、経営に失敗した日本企業は、外国資本に買われていき、主導権を失っていくのです。

日本企業は、伝統的なメンバーシップ型雇用であり、急激な社内環境の変化に対応できてません。

しかも、社長が、サラリーマン経営者であり、思いきった決断力や忍耐力、経験に欠けているのです。

そして、日本の製造業の致命的な問題は、ソフトウェアの弱さにあります。

ITに関する、飛び抜けた発明ができる人材が生まれず、個性のない平均的な人材が多いのです。

しかも、変人でも能力の高い人材を、コミュニケーション能力優先の総合職採用で、不採用にしてしまいます。

そんな人材の柔軟性の低い日本企業に行きたがる、ハイスペックな高度人材は、まず、いません。

しかも、給料は、先進国で最低水準なのです。

誰が、やる気や熱意をもって、働くというのでしょう。

出世したがらない若者もいるように、勤勉な日本人というワードも、死語になっていきそうです。














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坂口正吾
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