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大日本帝国がポツダム宣言を飲まずに本土決戦をしていたら?

太平洋戦争末期、旧日本軍は、アメリカに防衛地を占領されていき、本土からの空襲に苦しむことになりました。

当然、日本国民も、B29からの爆撃で、焼かれていき、おびただしい数の死者が発生したのです。

そして、トドメは、広島、長崎に打ち込まれた原子爆弾でした。

これには、昭和天皇も、ポツダム宣言の無条件降伏を受け入れるしかなかったでしょう。

こうして、日本人の本土決戦のたくらみは、マボロシとなったのです。

実際、天皇側の政府と違い、日本陸軍は、最後まで抵抗する気でした。

では、軍部が、クーデターを成功させ、ポツダム宣言を無視した場合、どうなるのでしょうか?

まず、沖縄を占領したアメリカ軍は、九州から侵攻してくるでしょう。

そこで、日本軍は、ろくな装備もない国民をかき集めて、捨て身の特攻計画をたてます。

実際、タケヤリや農機具など、ソマツな武器しかありません。

ただ、一部の人民は、爆弾をかかえて、攻めてくるのかもしれません。

これに対するアメリカ軍の犠牲も、かなりのものになりそうです。

それでも、米軍は、決して、降伏しない日本兵の恐ろしさを体験しているので、非人道的な毒ガスや原子爆弾を、無制限に使ってくるでしょう。

さらに、恐るべき事態は、北海道に侵攻してくる、ソ連軍です。

スターリンは、共産主義圏を広めようとするので、日本領土への野心をむきだしにしてきます。

そうなると、最初の侵攻は、止められても、長期戦に耐えられず、北海道や東北は、占領されるかもしれません。

こうしたソ連侵攻は、ポツダム宣言を受けいれたからこそ、戦果が広がらなかったのです。


さらに、日本軍は、ベトナム戦争のように、ゲリラ戦法を行うでしょう。

中には、一般国民にまじって、奇襲する可能性があります。

しかし、アメリカとソ連の圧倒的な物量に押し込まれ、敗北するでしょう。

そして、戦争で疲弊している、中国軍と英国軍の参加は、限定的になりそうです。

さらに、戦争の末路として、日本は、今の朝鮮半島のように、連合国に分割統治されるでしょう。

また、ソ連の共産陣営と、アメリカの民主主義陣営で、代理戦争が行われます。

その戦争で、日本の人口は、激減し、復興は、かなり遅れます。

結果、本土決戦になると、最悪の事態しか、待っていません。

本当に、終戦できて良かったと思います。

今の政府は、アメリカにべったりですが、日本民族をまっさつされるよりマシです。

できれば、国体を維持する方向で、早いうちに降伏してればいいという意見もありますが、当時の軍部の暴走は、とめられませんでした。


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坂口正吾
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