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ホテル花小宿の貸切風呂番のオマージュ

オマージュとは、芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事を指す用語である。

旅館に貸切風呂がある所は多い。
御所坊の姉妹館、ホテル花小宿には2室の貸切風呂がある。
予約制などのシステムは取らず、空いていたら利用して頂くシステムを取っている。そして風呂から上がる時は後から入る人の為に、配慮をお願いしてる。

入りたいときに、なかなか空いていなくて、時々クレームが寄せられる。

湯河原 上野屋さんの場合

2022年6月 縁があり寄せて頂く機会があった。
あちこちに御主人の創意工夫がちりばめられていて楽しかった。

上野屋さんも階段状の土地に建っていて、館内はたくさん階段がある。

貸切風呂は建物の上の方にあり、階段を登ったのは良いが使用中だという事が多々あったのだろう。
そこで脱衣場の照明のスイッチと同じところに入浴中を表示するスイッチが設けられていた。

でも、時々問題は起こるそうだ。
お客様がランプを点灯したのは良いが、使用後にランプのスイッチを消し忘れれば、いつまでも使用中になり、他のお客様が使用できない。

また僕自身も経験したのだが、朝 貸切風呂を使用させてもらうと、ランプが点灯していないのを確認して行ったが、使用中だった。

朝は脱衣場も明るいから照明を付けない。だから使用中のスイッチも付け忘れる人がいるという事だ。

これを解決するには、鍵自体がスイッチになっているものを付ければよい。

昔、居酒屋をやっていて、そこのトイレの鍵をかけると“使用中”のランプを表に点灯するようにしていた。

※上野屋さんの宿泊の思い出は、下記に記載しています。

ホテル花小宿の場合

ホテル花小宿の貸切風呂の鍵は、空いた穴に棒を差し込んで閉める方式を取っている。

古典的な非常にアナログな方式だ。
これはこれで花小宿らしいと思っていて、この鍵のシステムを利用して、棒を差し込んだら“使用中”のランプが点灯するようにしたい。
そこで困った時に登場してもらうのが山田さんだ!

黄色いビニールに覆われている中に、細いガラス管のスイッチが入っている。磁石を近づけるとガラス管の中にある細い針金が磁力でくっつき、電気が流れるようになっている。

スイッチが入ればLEDが灯るようにすればよい。

抵抗を付けて、電源はスマホの充電器を利用した。

ネットで半球状のプラスチックを探し出し、プラカラーで着色

風呂の見張り番にフクロウにした。

これを着色して・・・

このように廊下に取り付ける。右目が点灯していれば右の浴場が使用中という事になる。
2つ点灯していたら両方とも使用中。
点灯していなければ2つとも空いている。


2階にも取り付ければ、部屋の扉を開ければ、使用中か空いているかわかるようにした。

係が部屋に案内する時に、そのシステムを説明すれば良い。
さあお客様の反応はどうだろうか!?

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