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Jiri というお酒。
私たちの目指す「低アルコール」は、アルコール度数を押さえながらも、濃醇で品質の高い酒質です。発酵を途中で止めず、伝統的な製法と新たな技法を融合させることで、低アルコールでも豊かな風味を実現しました。麹の特徴を活かし、酸味と甘みのバランスを追求することで、軽い口当たりの奥に味わいを表現します。
見慣れた街並みが霧に包まれることで幻想的な風景に変わるように、「日常にちょっとした変化を」というテーマを掲げ、地域特有の霧を意味する「海霧(ジリ)」という名前を付けました。
商品紹介
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白麹酛純米(light alcohol)
Jiri(ジリ)
内容量 720㎖
原料米 北海道酒造好適米 吟風(ぎんぷう)
精米歩合 60%
アルコール濃度 12%
light alcohol:アルコール度数が低いお酒ではなく、気軽に、軽やかに飲めるお酒をイメージした低アルコールを表現しています。
Why:
当たり前から
豊かな自分を表現する一つの手段へ
以前は、なんとなく繋がっている人と、なんとなく飲むような文化があったように思いますが、それはもう失われて始めています。「本当に親しい人と飲む」、「必要ない人とは飲まない」を選択できる文化が根付き始め、私たちは飲む場と飲まない場の境界線をより鮮明にするようになりました。有効的な時間の使い方として、お酒を飲む場は自分らしさや豊かさを表現する一つの手段に過ぎないという考え方が浸透し始めています。これからはアルコールのありようが変わっていくことを新たな視点で考えていかなければなりません。
How:
「選べる」人を増やす道
低アルコールは日本酒の選択の幅を広げるための1つの道であり、「選べる」人を少しでも増やすことへつながると考えています。
日本酒には気軽さが足りない。何気ないことをきっかけに気軽に手を伸ばす存在になるには、アルコールが高いと思う。天気がいいから。いいことがあったからそんな何気ない1日が少し彩を変える。そういう日本酒になることで日本酒の存在は少し身近になるのではないだろうか?
What:
味以外にもバランスが必要
アルコール濃度を下げ加水すればよいという簡単な話ではなく、旨味・甘み・酸味などのバランスをとりながらも原料のポテンシャルを引き出すことが求められます。味だけの問題ではなく、酵母や麹のバランス。保存性や貯蔵における熟成・劣化の速さや、ロスを出さないなどのコスト面でも課題が増える。これらに対してどう対処していくのかを含めれば、低アルコールという課題は技術面でも今後の日本酒の技法に大きなメリットになると考え「Jiri(ジリ)」を通して技術研鑽を行います。
Naming:
由来
「Jiri(ジリ)」は漢字で海霧と書き、小雨と霧の間、霧よりも湿度の高い気象現象を指す地域特有の表現から来ています。蔵のある釧路地域では霧のかかる日は年間100日を超えることから「霧の街」として知られ、その幻想的な街並みから、同じく霧がかかる街並みで有名なロンドンに例えられています。
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Color:
白(水縹色)
五色の要素から白の役割を持たせ、霧のかかる釧路の空の色を表現しています。淡く涼しい色合いで低アルコールのイメージを持たせました。
Nusamai同様、酒蔵のある地域をそのまま世界観にしているお酒です。毎年6月~7月に霧が多く発生し、夕焼けで有名な幣舞橋も幻想的な風景となります。
Story:
日常に少しの変化を
見慣れた街並みも霧がかかる事で幻想的な、非日常の風景へと変えるフィルターの様な役割を持ちます。「Jiri」は「日常を少し変える」ことをテーマに、天候や風向きで無限に姿を変え消えていく霧のように、味が濃いものに対しては薄く、味が薄いものに対しては濃く感じる。形がないゆえに飲み手の捉え方や表現をより幻想的に包み込む、味わいの中に軽さがある低アルコール酒です。
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