投資するなら創業者銘柄
株式投資の銘柄を選ぶときに一つ参考にしても良いんじゃないかと思うこと。
それは創業者がまだ現役で会社を経営しているかどうか。
個人的には銘柄のパフォーマンスにかなり影響があるのではないかと思っています。
有名な創業者経営者といえばアマゾンのジェフベゾス、テスラのイーロンマスク、ソフトバンクの孫正義、ユニクロの柳生さん、日本電産の永守さんとかでしょうか。
私の投資している銘柄も創業者銘柄が多いです。2代目社長やサラリーマン社長が全部悪いというわけではないですが、やはり違いはある。日本経団連の理事に創業者社長がおらず、サラリーマン社長ばかりであることも批判されたりしています。では、創業者とその他の社長はどのような違いがあるのでしょうか。考えてみたいと思います。
なによりもビジョンが明確
まず、創業者はそのビジネスの可能性や方向性を1番理解している人であることは間違いないと思います。私財を費やし創業してから会社を大きくしてきたのです。誰よりもビジネスの将来性を理解しているでしょし、ダメなら方向転換しているでしょう。何故なら人生を会社にベットしているわけですから!
また、会社のビジョンの共有を社員や株主に誰よりもできるのは創業者です。これからの時代ビジネスの変化が激しくなる中で、創業の理念や会社のビジョンはさらに大事になってくるでしょう。それを明確に共有できるのは創業者ではないでしょうか。
創業者は変な人が多い
表現は悪いですが、事実です。当然良い意味で変な、突出したという感じです。
もう少し具体的に言うと一般のサラリーマンの個性は統計でいう正規分布をしています。
いくつか例を挙げると
マイナス方向 おたく気質、冷静沈着、消極的投資
プラス方向 社交的、情熱的、積極拡大投資
たくさん他にもあると思いますが、上記のようにX軸を定義してみましょう。
基本的に上の個性はどれも事業によってはよく働くこともあれば悪く働くこともあります。故にサラリーマンを続けていくと、失敗を避けていくうちにその個性は正規分布してきます。これはサラリーマン社長や2代目の個性にも言えるでしょう。
しかし、創業者の個性はこんな感じではないでしょうか。
つまりプログラミングが得意な極端なオタク気質の方や、度をばずれて社交的で営業のできる方等。極端に傾きやすいところがあるのではないでしょうか。むしろ、それぐらいの個性がないと起業してビジネスを勝ち続けることは不可能だと思います。
長期的なビジネス計画を持ちやすい
これも重要なことです。どんなビジネスも一朝一夕では成功しません。特にサブスクリプションモデル等が成功している今のビジネス界ですぐに利益をだすのは困難です。創業者経営者なら長い期間でビジネスを構築していくことができます。しかし、サラリーマン社長は通常3年から5年程度で退任します。つまり自分の任期で成果をあげざるを得ません。長期的なビジネスビジョンを持ちづらいのです。
自社株の保有比率が高ければなお良し
創業者経営者は自社株を誰よりも保有している傾向が強いです。特に資産管理会社や一族で安定株主となっているケースもあります。なによりも会社を知っている人が売らない=株価に自信があると安易に考えてみるのも一つでしょう。また一族や関係者の保有比率が多くて、流動株の比率が低ければ大化けもあるかもしれません。
以上の点から考えて、創業者銘柄を銘柄選定の基準の一つにしてみてはいかがでしょうか。
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