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ゴロクエ Ep.1 「名案とお参り」 2020.01.02 高知県・須崎市編
「すさき」といわれてもピンとこないわけです。
高知県須崎市のことですが、お住いの方には何とも申し訳ない気持ち半分、まあそんなものですよね、とまるで気の毒にも思っていない畜生細胞を両天秤にかけつつ、そうはいっても、ピンとこないということは、ピュアに知らないということであり、ピュア無知のせいであって、ようするに知る由もないのだから、それはまさに未知との遭遇であり、心を躍らせる、ポジティブな胸騒ぎが期待できるんじゃないかといいたいわけです。
※まだ始まってもいないのに、もはや旅のまとめを知りたくてたまらないセッカチさんと、須崎詣でのキッカケを知りたい慈悲深く聡明な方はこちらへ
さっそく未知との遭遇。
須崎駅前にある名物の鍋焼きラーメンを食す。
4度修理した愛機X-T20を愛でる。
お食事処千秋
〒785-0001高知県須崎市原町1丁目9-13
見逃せないタクシーのある風景。
ぶりじすとんさーびすねっとわーく
略してBSN。まるでおぼえられる気がしない。
空き地イノセンス。
もう営業なんてしないと決めたお店。
須崎市観光漁業センターまで行き着く。
来た道を引き返す。
住宅街をそぞろ歩きした末に須崎八幡宮へとたどり着く。
須崎八幡宮にてお参り。
須崎八幡宮
〒785-0013 高知県須崎市西古市町6−9
一目散に来る。
富士が浜へとつづく住宅街の細道。
踏切の向こうに少しだけ海が顔を出すという、絶好の畜生ポイント。
富士が浜を徘徊する散歩猿D。
ここで四国最大級のクスノキがあると知り、大いにロマンを感じ、次の行き先を須賀神社へと定める。
須賀神社にてお参り。
国の天然記念物である樹齢約2000年という大樟には一瞥もくれない。
しかし思わずはしゃいでしまう大人げない散歩猿たち。
幹の内部に社がある。
須賀神社
大谷の樟
〒785-0055 高知県須崎市大谷
須崎市の浦ノ内湾沿いを進み、さらにその最深部にある鳴無(おとなし)神社を目指す。
鳴無神社にてお参り。
おみくじを買う。末吉。
参道がそのまま海までつづき、階段を降りておみくじを流して溶かす。
良いも悪いも水に流す。
鳴無神社
〒785-0163高知県須崎市浦ノ内鳴無
鳴無神社をあとにし、海沿いの山道である横浪黒潮ラインを行く途中、高台からの眺めに立ち止まる。
横浪黒潮ラインからの太平洋パノラマに、遥か彼方の異国を感じる。
「あの向こうはアメリカだな」
歴史的名言を残す散歩猿A
詩魂を持つ者のみに許された高等技術。
いけずなワインディングを下った先にある小さな漁港に吸い寄せられる。
苦しいときは一期一会という呪文で乗り切る。
池ノ浦漁協へと迷い込む。
夜釣禁止を胸に刻む。
釣り人らの視線を背に、海を眺める。
高知といえばカツオ。
というわけで一気に高知市内へと向かう。
開店前に数名の列に並ぶ。欲張るとその代償に時間を失うこともある。が、カツオは裏切らないと知る。
土佐料理 司 本店
高知県高知市はりまや町1-2-15
高知を訪れるということはメフィストフェレスに訪れるということ。
メフィストフェレス
〒780-0841 高知県高知市帯屋町2丁目5−23
すっかり夜になり、そろそろ帰ろうかというころ、光の祭というイベントをやっていることを知り、高知城を目指すも、絶望するほどの人波に敗北しつつ、これも勝ちをゆずれるほど広い心のおかげなのだといいたいわけです。
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