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四十肩が治ってきたので、そろそろ女性性開花させようかと

去年の秋ごろ、左腕から肩にかけて強烈な痛みを感じた。
服を着脱しようとすると、うずくまって悶絶するほどの痛みが走る。

あああ、まさかこれは・・・・

四十肩と呼ばれる症状ですよね?


とりあえず「四十肩」というネーミングセンスが嫌すぎるけれど、こうなってしまったからには受け入れるしかない。

とはいえネットで調べてみたところ、どうやらそのうち自然治癒するらしい。
というわけで病院などには行かず様子見することにしたんだけど・・・。


それにしても激痛なんよね。

こうなるまで考えたこともなかったけれど、服を着脱するには腕をけっこう色んな角度に曲げたり伸ばしたりする必要があるのだ。

そのすべてがいちいち激痛。
どうにかして左腕を極力動かさず服を着脱する術を編みだしたけど、どんなに慎重にやってもちょっとした動作がもう激痛。

コートの着脱は服の上で滑りが悪いからさらに地獄。

わたしは普段リュック派なんだけど、リュックを背負うのもいちいち痛い。

寝返りも、朝起き上がるために布団につく腕もいちいち痛くて、わたしは常に左に意識を向けるようになった。

左腕を使うすべての動作が亀の歩みになって、体がなんの痛みもなくスムーズに動くことの尊さを初めて知った。




スピリチュアルな世界では左半身は「女性性」を、右半身は「男性性」を表すという。

わたしはあまり詳しいことは分からないけれど、とにかくわたしは左がずっと無感覚だったんだよね。恐怖や怒り、悲しみなどの感情もほとんどが左側に溜まっていた。

おそらくずっと女性らしさを否定して、男のように自立して生きてきたからだと思う。

わたしが育った環境は「甘え」を一切許されなかったし、女性であることはネガティブなことだった。母は女の子が嫌いで男の子が大好きだったし、女性らしさを出すと母に嫌悪された。

そこに適応して育ったわたしは、小柄で女の子らしい容姿とは裏腹におっさんのような中身を兼ね備えた飾らない女性に成長した。ほとんど化粧をせず、カジュアルな服に身を包み、誰にも甘えず頼らず、自立した女性になった。どんな問題でも一人で解決した。

それは一言で言えば「男性性優位」という状態だ。


結婚してからは、夫が本当に頼れなくて(男性性優位だったから頼れない依存的な女性性優位の男性と結婚したのだろうと今なら思う)さらに自立して一人で子育てし、夫の問題に奮闘した。

そうやって男性性だけで生きてきて右半身を酷使しまくった結果、夫が亡くなって1年半が経ったとき、右半身がおかしくなった。

右の膝と股関節が痛み、右の肩が痺れ、顔の右半分がだらりと垂れ下がっていた。
もうわたしの男性性は限界だったんだろうね。

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わたしの人生のテーマであるセクシャリティー、毒親、癒し、統合、死別、共依存などについて綴ります。目標月10本以上更新。みなさんの応援がわた…

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