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絶縁してくれてありがとう

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妹から絶縁されてそろそろひと月。

最初こそ理不尽でモヤモヤしたけれど、今となってはなんだかスッキリ爽快。
むしろ「絶縁してくれてありがとう」くらいの心境になっている。

妹からあんなふうに理不尽なLINEが来るまでは、母と妹と早く昔みたいに仲良しに戻りたくて焦っていた。「早く早く、わたしの傷を癒して、母を許して、妹ともわだかまりなく話せるようにならなきゃ」って。

そのためにじぶんの傷と向き合って、必死にじぶんを癒していたと言っても過言じゃない。

とにかく早くあの場所に戻りたかった。
母と話しても傷つかないじぶんになって、あの場所に戻っても心から笑っていられるじぶんになって、昔のように母と妹と3人で笑い合える日がきてほしい、そう思ってたんだ。


でもその「会いたい」という願いの出どころはやはり「共依存」の泉からきていたんだよね。純粋な愛からじゃなくて「執着」だった。それから「罪悪感」も。


幼いころわたしに無関心だった母親に対して、いまだに「愛されたい」という想いが強く残っていた。

わたしは母の子供なんだから、妹や弟と同じように愛されるべきなんだ」って。それはもう執着なんだよね。

幼少期に得られなかったものを大人になってもずっと追い求めていた。

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うれしいです!!!!