珈琲の脂肪燃焼効果
珈琲に脂肪燃焼効果がある。
耳にした事がある方も多いかもしれません。
実は珈琲の摂取には脂肪燃焼効果のほか、さまざまなメリットがあります。
まずポイントとなるのは「カフェイン」と「クロロゲン酸」です。
カフェインは、「リパーゼ」と呼ばれる脂肪分解を助ける膵臓に含まれる消化酵素を、
活発にする効果があり「脂肪燃焼」効果が高まります。
また「クロロゲン酸」はポリフェノールの一種でコーヒー豆に約5%程度(カフェインは約2%)含まれているもので、「脂肪分解」と「脂肪吸収を抑える」効果があります。
珈琲の摂取により
「脂肪吸収を抑えつつ脂肪燃焼する効果」が期待出来ます。
そんな珈琲ですが、もちろん過剰な摂取は健康問題を引き起こす可能性もあります。
【珈琲の過剰な摂取によるデメリット】
●カルシウムの流失
コーヒーの過剰な摂取によりカフェインの摂取量が非常に高くなると、
骨からのカルシウム流失を促進してしまい、骨密度の低下に繋がることがわかっています。
●インスリン感受性の低下
カフェインはインスリン抵抗性を引き起こすことがあり、これが糖尿病リスクの増加に繋がる可能性があります。
●睡眠障害
カフェインの覚醒効果は、特に夕方以降に摂取した場合、睡眠の質に悪影響を及ぼすことがあります。
●胃の荒れ、胸焼け、腹痛などを起こす場合があります
カフェイン耐性には個人差があるため、摂取量にかかわらず前述の症状に心当たりがある場合は、珈琲豆の摂取量を控えることを検討しましょう。
【脂肪燃焼以外の珈琲のメリット】
●疲労感の減少・抑制
●グリコーゲンの節約
カフェインは体内のグリコーゲン使用を抑制し、運動中の疲労を遅らせます。
●眠気を抑制する覚醒作用
●老廃物の排出を促す利尿作用
●認知症の最大の原因とされるアルツハイマー病や、手足の震えや筋肉の硬直によって身体の動きに障害が現れるパーキンソン病の予防に効果・効能がある可能性も示唆されています。
【珈琲の摂取方法・時間のおすすめ】
●空腹時に珈琲を飲むと、基礎代謝が約11-13%上がり、脂肪燃焼が高まります。
起床後珈琲を一杯飲み、朝食の前に有酸素をする事で、効率良く脂肪燃焼効果が狙えます。
●運動する1時間ほど前にカフェインを摂取すると、消費エネルギーを増加させ、より脂肪を燃焼させることができる
●食後30分以内に珈琲を飲むと、食事の脂肪吸収をより抑える効果があります。
●ブラックでの摂取がおすすめ
珈琲自体のカロリーはわずかですが、クリーマーや砂糖を加えるとカロリーが急増します。
常温保存が可能なクリーマーは、油脂が多く添加物が含まれますので、摂取は控えましょう。
珈琲には、脂肪燃焼の他さまざまなメリットがある事がわかりましたね。
飲み過ぎには気をつけながら、ライフスタイルにうまく取り込みましょう。