何を選んでも正解と信じたかった
11月から体制が変わり、新しい業務が始まる。
ただし、10月最後の今週は、新旧業務の境目のせいか、業務が落ち着いている。
そんなわけで、今週は偉い人もそうでない人も、有休を消化する週となっている。私は先週1回有休を取得しているので、今週はお休みなしの予定。
慌ただしい日々が続いていたのと比べると、余裕がある分、余計な考え事が増える。
調べ物があってサイトをのぞいていたものの、ふと前職の会社を検索してしまった。
人事情報を見ると、依然お世話になった先輩方が何人か昇格していた。
自分はあまり出来がいい社員でなかったけど、どの先輩からも沢山助けていただいた。
なので、そのページを見て嬉しい気持ちになったし、みんな元気かなあ、と想いを馳せていた。
それと同時に、今の自分は前職を辞めたときに望んだ自分になっているか?と考えてしまった。
何を得て、何を失ったのか、前職と比較してどんなことが出来るようになったのか。
今の会社の方が明らかに就労条件(給料や休暇制度)は間違いなくあがった一方で、モチベーションは下がった。
転職した当時は新しい仕事も経験させてもらい、楽しかったけど、中途で一緒に入った同期がどんどん退職し、そしてじわじわと表出した良くない実態を目の当たりにして、仕事に対する想いはしぼんでいった。
自分が前職の職場に残って、成果を上げられたかとも思えないのに、もしも前の会社に残っていたら・・・と「もう一つの道」を考えてしまう。
私より前に退職したひとつ上の先輩(本当にお世話になったとても優しい方)と、転職活動の中、お会いしたとき、内定をいただき、報告したときに
「何を選んでも正解」と言っていただいたけど、退職して10年弱たった今、本当にそうだったのかなあ、と思ってしまう自分が悲しい。
「正解はどこにもないから 正解にしていくしかないんです Yes or No、Yes Yes or No」
(東京ゲゲゲイ 「YES or NO」)
このnoteを書いている今も、うまく自分の気持ちを整理出来ずにぐるぐるしている。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?