自分のダークサイトに光を当てること

自分が経験した暗い過去や、側面について見つめ直すことって、自分の本性というか、成り立ちにも嫌でも気付かされる。

そんなことを改めて思ったのは、先日グループでのキャリアセッションをオンラインで実施した時。

自分自身も過去を振り返り、こんなこと書いちゃって大丈夫か??と思うようなことを、チャットの中に書いた。でも皆とのミーティングでは、その概念が吹き飛んだ。自分以上にコンプレックスとか、傷とかを晒していた。でもただ晒していたのではなく、俯瞰した視点で見ることもきちんと行なっていた。

それぞれに暗い過去や傷がある。おそらく皆にとって、その点を振り返るのはストレスのかかることだったと思うし、ましてや共有をすることなんて、なかなかないと思う。でもそれぞれの形で、自分の中のダークサイトを見つめることで考え方を整理したし、皆からフィードバックを受けることで、皆も同じようにしんどい経験を超えているんだなあ、と気づいた。

セッションを終えてから気づいたのだけど、セッションで出した自分の傷についてもう一つ。

4年ほど前から合気道をやっているのだけど、初めて3ヶ月位の頃に「人と向き合うのが苦手ではないか」と指摘されたことがある。本来相手に向くべき方向が微妙に逸れていたらしく、その他の動きから判断してその指摘が出たようだ。正直自分は他人を目を合わせることが苦手だったけど、その一言で改めて、自分が過去に人から理不尽な扱いを受けたことを引きずっているんだ、と気づいた。それが「身体心理学」に興味を持つきっかけになったし、自分の理解を深める事に繋がった。

しんどいことを振り返ることは、ぶり返しによるダメージに気をつけながら取り組み必要がある。ただし、適切なサポートや、きちんと耳を傾けてくれる人がいれば、取り組む価値はあると思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?