第1話 ゴリさんマークの便利屋さんが生まれるまでの話。
「世の中の不便を便利に」という想いで、今日もどこかで誰かの生活を少しだけ便利にしている「ゴリさんマークの便利屋さん」。記念すべき第一回のnoteは、私たちが新しく始めるリペア事業について紹介していきます。
不用品回収事業から始まった会社がどのような想いで事業を拡大し、リペア事業に至ったのか。代表の考えや想いとともにお伝えしていきます!
全ては不用品回収事業から始まった。
ーーもともと、不用品回収の事業をやっていたということですが、そこを始めたきっかけを教えていただけませんか?
きっかけは本当に些細なことです。実は、18歳の時から格闘技をやっていたのですが、その時に偶然出会った社長さんが不用品回収事業をやっていて。
その方と仲良くなっていくうちに自分自身、仕事にどんどん興味が湧いていき、格闘技を引退したらこんな仕事をしてみてもいいかもなと思ったことが始まりでした。
ーーそうなんですね!ちなみに格闘技を始められた理由はあるんですか?
モテたかったからです笑 高校まではずっとサッカーをやってたんですけど、最後の大会が終わって引退してからやることがなくなって、なんとなくテレビをつけたときに魔裟斗選手の格闘技の試合がやっていたんです。
K 1ってボブサップ選手とかでっかい人たちがやるもんだと思ってたんですけど、魔裟斗選手くらいの体型で、こんなちっちゃくても戦えるんだと思って。俺もやってみようと思って、次の日にすぐ道場に行って始めました。
ーー次の日・・・!! すごい行動力ですね。
そうして始めた格闘技は気づくと10年やっていました。そして年齢は30歳手前に・・・。この年齢になると色んな人生を考え出しちゃって。ずっとバイトでもうお金もないし、これどうなっちゃうんだろうって。このままいったら俺、乞食になっちゃうんじゃないかみたいな。
それで、最後タイトルマッチやって勝てなかったら、そこで引退しようって決めたんです。そして惜しくも最終タイトルマッチで勝てなくて、この仕事をやる事になりました。
ーーなるほど。格闘技引退が現在の仕事に繋がっているんですね。
格闘技も引退して、もう何も一番になれなかったから、ああもうこれ世の中出たら、社長になるしかないなと思ったんです。世の中で一番になるにはこれしかもう俺には方法がないと。
とにかくどんな職種でもいいから一番になろうと思って始めたのが、不用品回収だったというわけです。
ーー1番になろうという気持ちが望月さんを突き動かしたんですね。
そうですね。そして、仕事を始めてみたらすごく楽しかったんですよ。もう、これをやるために格闘技やってたのか!みたいな。
ーー運命を感じてしまったんですね!笑 ちなみにどの辺が楽しかったのですか?
直接お客さんと触れ合って、話をして、物を回収して。そして喜んでもらえる。ありがとうって言ってもらえる。それが本当に嬉しかったし、楽しさにも繋がりました。そして、僕パワーがあるから一人で冷蔵庫とか運んじゃったりして。まさに僕のスキルが活きる仕事でしたね。
あと結構不用品回収って、なんとなく汚らしい軽トラにおっさんがらっぱ鳴らしてくるみたいなイメージを持っている方が多かったので、僕みたいな20代後半とか30ぐらいの人がいくと、お客さんも「あれ、こんな若い人来てくれたんだ!」みたいな風になるんです。
ーー確かに、望月さんみたいな力があって頼りになりつつも、フレンドリーで話しやすい方が来てくれると、嬉しいです!
そしていろいろ交渉したりしながら、じゃあお願いしますってなって、最後には「ありがとう」っていってもらえるのが気持ち良かったです。
そんな経験から色々考えるようになり、不用品回収の仕事って世の中から人がいる限り消えない職種だなということに気づきました。そして家を出入りする中で庭の草が生えてたりクリーニングや植木もあって、引っ越しもあって、僕にも手伝えることが沢山あるなって。
関連することがたくさんあるから、人が生きてく上で、生活するうえで必要な物に携われるっていうのがなんかすごい良かったんすよね。
世の中の「不便」を、「便利」にする。
去年は、コロナで世の中が大変になっちゃったので、1年間ずっと消毒のお仕事をしていました。
ーー消毒の仕事を始めたきっかけってあったんですか?
コロナ禍で自分たちができることってなんだろうって考えた時に、これまで孤独死や自殺の現場で巻いていた感染予防の消毒液がコロナにも聞くということを研究者から聞いて。じゃあ困っている人たちのところを消毒してあげようということで消毒の仕事を始めたんです。
ーー不用品回収から始まり、現在では消毒。改めて、私達の会社って本当に色んなことをやっていますよね。
いろいろやってるかもしれないんですけど、実は全部、点と点は繋がっているんです。僕らがやっていることは全て、生活スタイルの中に入っているもの、生活の中で必要なものなんですね。
例えば、ゴミを出さなきゃいけなければゴミを出すし、買い物代行を頼まれれば買い物にだって行きますし、送り迎えが忙しくて出来ない人だったらそれも行くし、クリーニングもそうだし、植木剪定・伐採とかそういうのも全部僕らやっているんですよ。生活の中の、全部がつながっている。
ーーなるほどです。その総称が今「ゴリさんマークの便利屋さん」っていうことなんですか?
そうです。
ーーちなみにこれ「ゴリさんマーク」にした意図とかってあるんですか?
僕がゴリラだからで、もうそのままです。
ーー望月さんが笑。なるほどです。いやでもなんか「ゴリさん」って聞くと、強そう・怖そうなイメージがあるというか…
え!本当ですか!!!?
ーーいやなんか「ゴリラ」って言われるよりは「ゴリさん」って言われた方が親しみを持てるかなあとは思うんですけど…。ゴリさんの便利屋さんって何をしてくれるんだろうとか、どういう人が来るんだろうみたいな。イメージが難しい気がします。
なるほど…。なんかすごい貴重な意見ですね…。 変えようかなじゃあ。
ーーいやいや、実際はキャッチーで良いと思うんですよね!
本当に単純に僕がゴリラ顔で、でもなんか「望月」って書くとちょっと堅苦しい感じがしてしまうので、まあじゃあ、ゴリラでいいかみたいな。
ーーやっぱり望月さんのお人柄を知った上で「ゴリラ」っていうの聞くと親しみが持てると言うか、見え方が全然変わる感じがあるので、そこをどんどん出して行けたらいいなと思いますね!
リペア事業について
ーーでは、改めてですが「リペア事業」に焦点を当て、あと少しだけお話を聞かせてください。不用品回収事業から始まり、リペア事業に至った経緯は、どのようなものなんですか?
うちのお客さんって賃貸のお家に住んでいる人が多いんです。僕も経験があるんですけど、賃貸のお部屋って引っ越しの時にお部屋に傷とかがあると結構敷金を取られちゃったりするんですよ。
謎の職人が30分作業しようが1時間作業しようが、職人代みたいなのが発生しちゃってお金を取られちゃう。それが僕はすごい嫌だなと思ったんです。
だったらちょっとでも簡単に、不用品回収のついでに傷を治してあげれば低価格でのリペアが可能だし、お客さんもまた気持ちよく生活できるんじゃないかなと思ったのがきっかけです。
ーー望月さんがよくおっしゃっている「生活が少しでもよくなっていく」とか「気持ちよく生活していける」っていうのが根本になっているんですね。
そうです。傷がある部屋って、やっぱりあんまりよくはないじゃないですか。そういうのはちょっとでも直してあげられるようにこっちからも提案できればいいかなと思うんですよね。
ーーちなみに、今想定しているリペアの内容ってどんなものですか?
床の傷ですね。床の傷はどの現場でも思うんですけど、めちゃくちゃ多いですね。やっぱものを置くのでどうしても、敷物みたいなものを敷いてない所っていうのはへこんだりとか、跡がつくんです。そういうのが退去時にあると突っ込まれてしまうのでそれを直してあげることができたらいいなあと思っています。
あとペット飼っている方は壁の角も多いかもしれないです。ガリガリガリガリってやられるんで、めちゃくちゃ多いですね。
ーー確かにそういうちょっとした傷を直してもらえるのって、大きいかもしれないです。意外とわかっていても、自分ではできないですもんね。
できないです。個人でホームセンターで道具を買って揃えたとしても、それをどうしたらいいのかも分からないし。
だから、不用品回収のついでにそういうサポートできたらすごくいいっすよね。「物の回収だけじゃなくて、部屋も直します!」みたいな。
そんな便利屋、いないでしょ!
【編集後記】
ゴリさんマークの便利屋さんが生まれた経緯について、話を聞いてみました。「便利屋」というものがどんな職業なのか、わかり始めた途端に話が広がっていくから、初めは、聞けば聞くほど何をしてくれる人たちなのかわからなくなってしまいました。
でも、「私たちの暮らしを少しでも便利に、気持ちよく生活できるように」するために必要なことなら、なんでもやってくれるのが便利屋さんなんですね!
次回は、そんなゴリさんマークの便利屋さんをつくった「ゴリさん」こと望月さんについて、もう少し詳しくお話を聞いてみますよ!お仕事をする上で大切にしていることや信念、望月さんが描く「便利屋」の将来まで、色々と深掘りをしてみようと思います!お楽しみに!