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NovelJam2024 参戦記③
三日間(実質二日!)でチームを組んで面白い小説を描き上げ出版まで行ってしまうという狂気の小説執筆大会「NovelJam(ノベルジャム)」。
その①、その②に続いての参戦記③です。
※ いちおう参戦記なので、すみませんが他チームの作品への感想について言及はないかと思いますのでお含みおきくださいませ……(なぜなら会期中は読んでいないから。ライブ感だいじ)
開会式も終わり、お題も発表、チームも決まりました。
チーム内で自己紹介をし、プロフィールを共有します。
・鈴木まおさん。前述のとおり実用書の編集経験があり、いまでもWebメディアの編集に携わるプロ。20代の女性。淑やか。現運営さんの藤井創(ふじいそう)さんの部下とのこと。ハラスメントではなさそうなので安堵。
・チャカノリさん。16さいの現役高校生男子。カクヨムでNovelJamの存在を知り飛び込んできたとのこと。そのリテラシとおそるべき行動力! 将来は声優、俳優、作曲家、作家などマルチにやりたいそうです。Youth gone wild! スキッドロウの代表曲タイトルが脳裏をかすめます。
・担当デザイナの石川龍之介(いしかわりゅうのすけ)さんからもお声がけいただきました。20代のおしゃれなでおだやかな好男子。よろしくお願いいたします。
さて、なんと今回、運営さんより一人あたり2,000円の食事手当が支給されたので、それを原資として上記チームメイトとランチミーティングへ行きました。NPOとはいえ内部留保というか翌事業年度に収益キャリーオーバーできるはずなのに太っ腹! ん? いや、まさか……! おっと、浮かんだ考えをここで記すのはやめておきます。
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なお注文内容は(どうでもいいという意見は聞きません)
・鈴木さん、石川さん
ジェノベーゼパスタ。おしゃれなおふたりにはお似合いのセレクトです。パスタは低GIなので食後血糖値が上がりにくく、眠気を誘いにくいので実にクレバーな判断です
・チャカノリさん
ハンバーグカレー。理想的な男子高校生のセレクトで一同ほっこり
・澤
ガパオライス、ごはん大盛。古参のわたしは、こののち栄養補給のチャンスがなくなることを想定して、PFCバランスをとりつつカーボン多めのメニューを選んだのです。行動食
四人で、チーム名および作品の方向性について話し合います。
チャカノリさんはバンバンアイデアを出してきます。しかも発想が面白い。大人の硬い思考からは出てこない! 「家を爆発させたい!」
「ターボババア!」など個性的なワード(そんな破天荒な妄想とも言えるものを、こののち、キチンと優れた作品として成立させてしまうのでした。おそろしいですね!)
わたしはいままでの大会すべてで音楽/ギターものを描いてきたので、その方向性で行こうと思いました。が、さすがに擦りすぎたし、ちょっと方向性やテイストを変えようかと思う旨の共有をしました。保守的? 大人?
わたしは頭の中でプロットをまとめはじめます。
チャカノリさんはキャンパスノートにシャーペンで書きこんでいきます。閉じたときにノート表紙に名前が書いてある(ここ、萌えポイントですよ、みなさん)のがチラ見えして、本名を知っちゃいましたが大人なので黙っておきます。
チーム名も決まります。チャカノリさん発案の「Dコード」。チームDだし、音楽のコードでもあるDを組み合わせての名前です。
わたしの提案は「Drei(ドライ)」でした。チームDの頭文字をいれつつ、大会テーマ「3」を意味するので(ドライはドイツ語で3)いい感じだろう、キマッたな! と思っていましたが、「まわりくどいし伝わりづらい」のであえなく却下となりました……
しかし、この時の経験が作品のトーンによい影響を与えることになったのです。
その④へつづく
NovelJam2024で執筆した「Meister(マイスター)」は以下より購入可能です。紙本買うと電子版もついてくるのでお得です。紙本お持ちいただいたらサインするのもやぶさかではないですよ!
この機会に過去の参戦記もまとめておいたので、ご興味あればどうぞ!
さて、わたしの自著、ギター小説「440Hz」シリーズもご高覧いただけますとうれしいです。こちらはKindleUnlimitedで読み放題です!