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トレードルールを守るヒントと方法について!



トレードルールを「設ける事」と、そしてそれを「守る事」は、「勝てる手法」が見つかるまでの「はじめの一歩」であり、最も大切な事です。

ヘルメット被らずにバイクで転倒したら…
プロテクターを身に着けずにアメフトしたら…
マウスピースせずにボクシングしたら…
どれも大怪我に繋がりますよね。
最悪死に至ることも。

デイトレードにおける「防具」「ルール」と意識してみるとよいでしょう。

2月24日にポストした「リスク管理」について
「リスク管理とは、もっと具体的に教えて下さい」
「例えば、具体的に何をしたらよいのか」
など、メールが3件ほど届きました。
少し長文になる為、こちらでの回答とさせていただきます。
👇ポストの内容は下記でご覧ください。

◆「リスク管理の目的」を理解!

デイトレードは「短時間で取引を完結」させるため、リスク管理の目的が特に重要になります。

●損失を回避または最小限に抑える

デイトレードは値動きが速く、荒く、
損失が一瞬で膨らむ可能性もあります。
例えば、1回のトレードで資金の1~2%以上の損失を出さないよう、「ルールを設ける」ことで大きなダメージを防ぐ事ができます。

●存続を確保し優先する

一度の失敗で資金を全損してしまうと、トレードを続けられなくなるので、トレーダーとしての活動に支障が無いよう、「生き残ること」を最優先に!
具体的には「資金の10%を1日にリスクに晒さない」など、上限を決めたり「損失許容範囲」を設けるのも一例になります。

●重要な管理手法

デイトレードでは、特に「感情」が動きやすくなる為、リスク管理を「習慣化」することで、
冷静な判断を保てるようになります。
例えば「事前に許容損失額」を決めて、「守る事を意識」するだけでも、無駄な損失を減らす事ができますし、
また、失敗の後の「仕切り直し」も、積極的にできます。

●リスクを発見 しよう!

デイトレードでは「どんな場面で損失が出るか(出たか)」を特定しましょう。
例えば「経済指標発表時の急な値動きで損切りが間に合わない」
「自分のルールを無視して感情的にエントリーする」
など
過去の自身のトレード日誌を見直すと、
自分の負けパターンが見えてくるようになります。

日誌記入の具体例
「朝9時の市場オープン直後に連敗する傾向がある」など、箇条書きでよいので、ノートを手元に置きかく癖を付けてみましょう。

●リスクを分析

発見したリスクがどれくらいの「頻度」で起こるのか?
そして、それがどれくらいの「損失」につながるかを分析してみましょう。
例えば「指標発表時に5回中3回負けていて、平均損失が資金の3%」なら、そのリスクの大きさが明確になります。

●ツール活用

チャートで過去の値動きを確認したり
自身の「トレード履歴(約定照会)」を、
エクセル等のツールで集計するなど、分析をする癖をつけましょう。

●リスクを評価

リスクに優先順位をつけてみましょう。
「資金全損につながるリスク」は最優先に、
「少額損失で済むリスク」は後回しにといった具合に。
例えば、「損切り設定を忘れる」は、
即座に資金を失う危険があり危険度が高い
一方で「少し含み益を逃す」程度なら影響は小さくなります。

●危険度の目安

「頻度×損失額」で、スコア化するとわかりやすいかもしれません。

●リスクに対処

具体的な対策を立てて実行してみましょう
例① 「指標発表時のリスク」「発表前後はトレードしない」または、「ポジションサイズを半分にする」など。

例②「感情的なエントリー」「1回のトレード前に5秒深呼吸してルールを確認する」など

対処法は最初「シンプル」で実行可能なものにしましょう。
複雑すぎると逆にストレスになることもあるからです。

●PDCAサイクルで常に改善

デイトレードは毎日が「実験の場」なので、PDCAを意識して回すのはとても効果的です。
また、サイクルを身に着けることにより、
どんな地合いでも、比較的安定してトレードに向き合い、その結果「安定収益」を得られるようになります。

PDCAとはなに?
●Plan(計画)
「今日は資金の1%リスクで、損切りを5pipsに設定して10回トレードする」
などと、具体的に計画してみる。
1日の目標額や損失許容額、「このテクニカルを用いてみよう」など。

●Do(実行)
計画通りにトレードを実行する。そして「必ず結果を記録」(例/勝ち6回、負け4回、トータル+2%)とのように。
トレード過程の感情など、例えば「「もう少し待てば戻るかもと考えてしまった」などの「気付き」も書き残すと自身のトレードに対する向き合い方や特徴が分かります。

●Check(評価)
良かった点と問題点を記録する。
「4回の負けのうち2回は損切りが遅れてしまった」「午後の方が勝率が高い」などとトレードを評価をし記帳する。
「失敗の理由欄」も必ず記載し、次回への教訓を明確にしていく。

●Act(改善)
「損切りを自動設定(逆指値)にする」「午前は様子見に徹する」などと改善策を探し、次の日に反映させてみる。
その際、「損切りは勝ちの一部」「損切りは必要経費」と3回唱えて意識づけてみたり。

これを「毎日繰り返す」と、自分のトレードスタイルに合ったリスク管理が「自然と構築」されるようになってきます。

◆ポイントをデイトレードの視点で補足

●リスクの特定や分析を最新に保つ

市場は日々変わるので、昨日有効だった対策が今日は通用しないことも多々あります。
例えば、ボラティリティが急に高まった日は、「リスク許容度下げる」または、「エントリーポイントを変更し厳選」したり。
具体策
毎朝、「経済指標カレンダー」をチェックして、指標発表や要人発言などの「重要イベント」を確認。そしてその指標が相場に与える影響度についても把握しておきましょう。

◆具体的なデイトレードにおけるリスク管理テクニック

①ポジションサイズの調整
資金の1~2%しか1回のトレードに使わない。これで連敗しても致命傷にはならない。
②ストップロスの徹底
必ずエントリー時に「損切りラインを設定」しておく。手動で迷ったり、感情に左右されてしまい機械的にできないなら、トレードツールの「逆指値」の自動設定機能などを活用。
③時間帯の管理
自分の勝率が高い時間帯を把握する。
だけ得意の時間帯に「時間を区切って」トレードしてみる。
④メンタル管理
連敗したら15分休憩。疲れや感情は更にリスクを増やす原因になる為、リスク要因を減らす工夫を考え、積極的に取り入れてみる。

◆最後に

デイトレードでのリスク管理は、「自分を守る盾」「お守り」と考えてみてください。
攻める前に守りを固めれば、自信を持ってトレードできるようになってきます。

急いで書いたので、これで終わりにします。
「ゴードンさんの具体的なデイトレルールを教えて下さい」との質問もありましたので、時間ある時に「追記」できればと思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます🐰

2025年2月25日

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gordon_lapin
いつも読んで下さりありがとうございます。 また、定期的にサポートをして下さる方に、心から感謝しています♡ サポートで頂戴しました代金は、関わっている子供食堂でのイベント活動費 (これまでは駄菓子の購入費)として使わせて頂いています。