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家族、仕事、友人

家族

潰瘍性大腸炎の急変による突然の入院だったので、バタバタとしました。
特に妻はたいへんでした。入院手続き、生活用品の手配、難病の認定手続きなど8ヶ月の娘を抱えながら不安も重なり本当に苦労をかけたと思います。
両家の両親も心配し、特に妻のお義父さんには入退院時の送迎、妻が事務手続きをする際の同席など本当にお世話になりました。家族の中では、久しぶりに会った僕の妹は衰弱しきった僕を見て、現実として受け入れがたい様子だったのを記憶しています。8ヶ月の娘とは病院のルール上、会えなかったので必ず生きて帰って娘と会うのも闘病する上で強い気持ちをもたさせてくれました。

娘にまた会うためにお父ちゃんがんばるぞ

仕事

僕は育休を取得していたので本業への差支えは特にありませんでした。
しかし、2020年から緩く始めていた副業には影響が出ました。プロジェクト真っ最中の佳境に入っていた仕事もあり、調整に苦慮しました。なにせ、こればかりは僕自身が電話なりメールなりで対応をするしかありません。理解をいただける企業、理解はあるがことの重要性に想像力が行き届かず結果的に理解が得られない企業など様々でした。しかし、8割の企業様は理解どころかたいへんなご心配とご配慮をいただき、とても救われました。入院患者の僕だけでなく、妻や娘のケアでいろいろなお品を届けて応援をしていただきました。本当にありがたいことです。

世の中、捨てたものではありません。多くの企業様に感謝です。

1社だけは延長を許してくれず手術でお腹を切って5日後にオンラインで打合せを重ねゴールインしました。非常識な企業なだけに、逆にこの案件はもはや私の意地でやり切りました。

友人

衰弱し、声はほとんど出ませんでしたが家族を始め友人たちもお見舞いにきてくれました。ずっと白い箱の中にいるので、友人たちの話はとても楽しく気持ちの上でとても救われました。また友人の来訪時はきちんとしなければというよそ行きの心理が働くので身なりにも気を使う良いきっかけでもありました。「子どもが病室に入れないなら車でロビーまで連れて来るからいつでも言ってくれ」など親身に関わってくれました。友人たちとのつながりは急にできるものでありません。日頃のつきあいが物を言うのでこれからも仲良く、なにかあれば僕も最大限の支援をしたいとこの時、誓いました。

最後に点滴

僕のカラダは衰弱の極地に達し、手術前に輸血をしました。通常の2倍の量を輸血し助けていただきました。改めて、この血液は世の中の方々が献血にをされているからこそ、僕のような困った人がいざという時に命をつなげられます。正直、健常時は意識をする場面はなく、世の中の方々に対し反省と感謝の念に堪えません。

次回

自宅療養に入り具体的なリハビリや価値観の変化について触れたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。

つづく

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