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IBDのネット情報と僕の希望的観測

約1年間は真ん中の便潜血までで維持されていた。

潰瘍性大腸炎の診断後、寛解維持を目標に通院と薬の服用を続けました。
※寛解とは:全治とまでは言えないが、病状が治まって穏やかであること。
自覚症状は、「便意の頻回」「便意の切迫感」「残便感」「便潜血」の4つです。これらを薬でなるべく抑え寛解維持を目指しました。

仕事と子育ては特に支障なくできていました。またこの頃、不安をかき消すように同じ持病を持つ方で活躍している人について繰り返しネット検索をしていました。私にとってその代表的存在は3名いました。
①故安倍晋三元総理
②桐生祥秀陸上選手
③女優 高橋メアリージュンさん
どなたも潰瘍性大腸炎を努力でコントロールされ、それぞれのステージで
たいへんご活躍されている方々で勇気づけられました。そして、僕の当時の心情はほとんどの人は寛解維持ができ、難病といっても死にはしない病気と定義し日々を過ごしていました。実際に担当医の見解も同じだったので自信さえありました。

難病の診断が出てから10ヶ月ほど過ぎた7月のことです。健康維持のため、ジムへ通い10キロを60分で走破できるくらいになり、充実感のある時期でした。急に我慢が限界になるほどの便意やお手洗いの度に血が飛散する回数が増えました。食欲はほぼなくなり腹痛の度合いが強まりました。気づけば、素麺を半束食べるのがやっとになり、夜は腹痛で眠れなくなっていました。たった2-3週間くらいで急に自覚的に体調が悪くなり、予定に入っていた仕事をなんとか対応しその後の数日間、立ち上がるのがやっとの状況に急に陥りました。

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