[就活奮闘記]妥協
昨日投稿した就活の記事にある「妥協」について真剣に考えてみた。その結果、私は「妥協する」と技を覚えた。(ポケモンみたい)
私は今までの人生で大きな決断をするときに妥協したことがない。中学受験、大学受験、研究室配属、大学院進学など... どれも自分が満足する目標を立て、それを叶えるだけの努力をして、全て達成してきた。
その成果、就職活動で自分のキャリアに「妥協する」ということに違和感を感じて、「こんなにやる気があるのになぜ希望の職種から内定がもらえないの?」みたいに不満と苛立ちが強かった。私の望む人生を実現できるように大量の情報を収集して私の希望の職がないか調べた。結果、望みが全て叶う職なんてなかった。
そんな中ふと、夢を追い求めて実現しているオリンピック選手の人生を想像したときに、果たしてその人たちは望むものは全て手に入れてきたのだろうか?と疑問に思った。答えは多分「No」。一つの競技に集中するために今までいろんなものを犠牲にしてきたはず。友達とも十分に遊ぶ時間はなかったと思うし、食べたいものを食べられないこともあったと思う。
今までのキャリアに関する決断は自分の人生に影響を与えているだけなので、自分のみで判断できた。ただ、社会人になって私がやる仕事は社会に影響を与えることなので私と社会で判断することになる。私がやりたいと思っていても社会から適性がないとみなされたらその職には就くことができない。逆に、どれだけ社会から適性があると思われていても私がその職にエントリーしなければその職には就くことができない。
こうやって半日ぐらい考えていると、約2年間抱え続けたモヤモヤが晴れた。妥協が必要なんて、深く考えなくても簡単にわかるような気がするけど、いざ将来設計をしようとしたときには妥協することはできずに理想を追い求めてしまっていた。来年就活をする決断をしたいま、ようやく自分の今までの就活を俯瞰できた。
社会に出るってことは妥協するってことなんだな。そもそも、妥協するという言い方は間違っているかもしれない。「協力する」の方が合う気がする。納得しないと行動できないのが私の弱みだけど、納得したら半端なく行動できるのが私の強み。悔いのない就活にするゾ。