今聴きたい雨の曲【邦楽編】
明石は日曜日から雨が降ったりやんだり、はたまた強く降ったかと思えば霧雨になったり・・・天気予報を見ても曇りや雨マークばかりが並んでいます。今年は例年より一足早く梅雨の到来となりそうです。
いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。
映像を制作するお仕事をしていると、天気ってとっても重要で、野外での撮影が近づくといつもピンポイント天気予報、2時間天気予報、雨雲レーダーなど様々な角度から天気予報とにらめっこしています(笑)
仕事柄雨はあまり好きではないんですが、そうはいっても雨は恵みの雨でもあります。ちゃんと梅雨が来ないと作物も育ちませんもんね。
というわけで雨は季節柄仕方がない。雨の季節も楽しまなきゃというわけで、今回は『今聴きたい雨の曲【邦楽編】』で元気出していってみましょう!!
雨の御堂筋/歐陽菲菲(1971年)
歐陽菲菲さんといえば、『ラブ・イズ・オーヴァー』でしょうという声が聞こえてきそうですが、関西人の私にとっては、やっぱりこの曲『雨の御堂筋』でしょう。
そうこの曲、当時をご存知の方なら知っておられてると思いますが作曲はなんとテケテケサウンドで有名なベンチャーズ。ちなみにベンチャーズ版の方が歐陽菲菲さんより先にリリースされているので、歐陽菲菲さん版はカバーということになります。
ちなみにベンチャーズ版はこちら↑
ベンチャーズのコンサートへ行くと中盤にエレキギターからアコースティックギターに持ち替えて演奏するアンプラグドな時間があり『雨の御堂筋』からの『京都慕情』をメドレーで聴くことが出来ます。ちなみに『京都慕情』も日本の風情を感じるとってもいい曲です。
私はベンチャーズ世代ではないのですが、私にとってギターヒーローは、ジミーペイジと並んで、ベンチャーズのリードギターリストであるノーキー・エドワーズと、その後リードギターを引き継いだジェリー・マギー。それくらいベンチャーズが好きなんです。ベンチャーズ愛はまた夏になったら綴ってみようかなぁ~!
たどり着いたらいつも雨降り/モップス( 1972年)
こちらも当時を知らない世代の私なのですが、邦楽を必死でディグっていた頃に出会い、聴いた瞬間ガツーンとパンチを食らわされたくらい衝撃を食らった曲です。
モップスってGS(グループサウンズ)後期のバンドなんですが、とにかく本格的でめっちゃロックしているので邦楽ロックが好きな方にはぜひぜひ聴いてほしいバンドの一つです。
曲を書いているのはあの吉田拓郎さんです。
冷たい雨/ハイ・ファイ・セット( 1976年)
大大大好きな一曲がここにもまた登場!曲の良さはもちろん、演奏、編曲、歌すべてが最高の一曲です。私の中のこの曲のイメージは小さな古いアパートで同棲している若いカップルの別れを描いているように感じます。(本当に勝手なイメージですが(笑))
シトシトと降り注ぐ雨音のようなピアノが印象的でとっても好きです。作曲はご存知、ユーミン。ユーミン自身もセルフカバーをされています。
ユーミン版はちょっとキュートアレンジ。こっちはライト感覚でまるで海外ドラマの一シーンのようなお洒落感があります。アレンジ一つで曲の印象が変わるのも音楽の面白いところですね。
てぃーんず ぶるーす/原田真二(1977年)
原田真二さんのデビュー曲『てぃーんず ぶるーす』。作曲は原田真二さん。作詞は松本隆さん。
私がこの曲と出会ったのは、地元の図書館。大学生の頃、暇を見つけては地元の図書館に本ではなくよくCDを借りに行ってました。図書館なら無料で2週間も好きなCDを借りれるので、ロック・ポップだけでなくジャズやボサノバ、クラシックから歌謡曲、演歌まで片っ端から借りては音楽研究していました。
そんな中、出会ったのが原田真二さん。『キャンディ』はなんとなく知っていたので借りたんですが、この『てぃーんず ぶるーす』には度肝抜かれました。メロディの素晴らしさはもちろん、詩の世界観、少し舌足らずな感じで歌う原田真二さんのボーカルが最高です。
話はそれますが『タイム・トラベル』も名曲!!
雨のリゾート/松田聖子(1981年)
ちょっとマイナーな曲かもしれませんが、松田聖子さんの中でも大好きな一曲。松田聖子さんの曲を聴いていると、リアルタイムに聖子さんの音楽を目の当たりにしたわけではないのに、なぜか20代前半の楽しかった青春時代を思い出すんですよね。
ドライブデートで聖子さんの曲をかけると80年代の若者のような気持ち(コンバーチブルにサーフボードを積んで海岸線を黒いサングラスかけて走る感じ)になれてとっても楽しかったことを思い出します。
この曲を書いたのは杉真理(すぎ まさみち)さん。歌詞はもちろん松本隆さんです。
バカンスはいつも雨/杉真理(1982年)
『バカンスはいつも雨』と書いて『バカンスはいつも雨(レイン)』と読みます。作詞作曲は雨のリゾートに続き杉真理さん。
マージービートを彷彿させるリズム、そして随所に聴こえるハーモニカの音色、完全にビートルズオマージュソングです。竹内まりやさんの『マージービートで唄わせて』なんかと同じテイストですね。
杉さんはナイアガラ関連のアーティストの中でも大好きなアーティストの一人です。杉さんについては大好きすぎてたくさん語りたいことがあるのでまたいつかnoteに綴りたいなぁと思っています。
バチェラー・ガール/稲垣潤一(1985年)
大瀧詠一さん作曲、松本隆さん作詞のバチェラー・ガール。大瀧詠一さん本人も歌っておられますが、今回は稲垣潤一さんをチョイス。
雨といっても『バチェラー・ガール』に出てくる雨はじゃじゃぶりの雨ですね。60年代のモータウンを思わせるリズムが、乱れた心とじゃじゃぶりの雨をスリリングに表現する一曲。
私、稲垣潤一さんのボーカルとっても好きなんです。唯一無二といいますか、プロ中のプロって彼のことをだと思うくらいボーカリストとして大好きです。
愛し愛されて生きるのさ/小沢健二(1994年)
小沢健二さんのアルバム『LIFE』の一曲目に収録されているのがこの曲。『LIFE』めちゃくちゃ聴きました。実は後から20代半ばに(笑)
以前noteにも綴ったのですが高校で出会ったA君が大好きだった渋谷系。当時その渋谷系の中心的存在だった小沢健二さん。このアルバムもA君が貸してくれました。
当時は洋楽CD収集がメインだったので、なかなか邦楽まで手が回らなったのですが、大人になって当時を懐かしみ、このあたりのCDを買いまくりました。
このアルバムを聴くとほんと高校時代の背伸びした僕を思い出します(笑)
あとがき
いかがだったでしょうか。雨がテーマの曲ってとっても多く、そして名曲揃いです。今回は70~90年代にかけて私が好きな雨の曲【邦楽編】を紹介しました。まだ5月半ばだというのにこれだけ雨が続くんですから今度は【洋楽編】も綴っちゃおうかなぁと計画中です(笑)
皆さんが好きな雨の曲はどんな曲ですか?雨の季節。躍起になって天気予報とにらめっこばかりせず、自分のお気に入りの雨の曲や思い出の雨の曲を聴いて、焦らずのんびり晴れ間が出るの楽しみに過ごすのがいいのかもしれませんね。