秋の夕暮れを音楽と共に楽しむnote
9月に入って日中はまだまだ暑いですが、夕暮れは明らかに早くなって、秋がやってきたんだなぁって肌で感じる今日この頃です。
いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。
ここ最近、制作や撮影が立て込んでいて、気が付けばもう9月。8月31日までは大好きな夏が終わっていくことが寂しくて仕方なったのですが、9月になってしまえば不思議なもので秋の良さを満喫しております。(ほんと私ってめっちゃ切り替えの早いヤツです(笑))
秋と言えば、やっぱり夕暮れ。清少納言もそういっていました。秋の夕暮れ時は、いい感じの哀愁があってなかなか心にしみます。
というわけで今回のnoteでは夏が終わった初秋のこの時期、始まったばかりの秋の夕暮れ時を音楽と共に楽しんでみたいと思います。
Twilight Time(トワイライト・タイム)/The Platters(ザ・プラターズ)
まずはやっぱりこの曲。プラターズと言えば『Only You(オンリー・ユー)』が有名なんですが、こちらの『Twilight Time(トワイライト・タイム)』も1958年に全米1位を記録した大ヒット曲です。
ひょっとしたらお若い人でも一度くらいはどこかで聴いたことがあるかもしれません。私はこういったアメリカングラフティでかかっていそうな、温かみとムードのあるテイストの曲が大好きで、この曲も超・超大好きな一曲です。
プラターズの代表曲の一つである『Only You(オンリー・ユー)』はこちら。いいですね。こういった温かみのあるテイスト。こういった曲に合わせて若者がムードたっぷりにダンスをしていたと思うと、ほんと当時の人たちはオシャレだなぁなんて思っちゃいます。もしタイムマシンがあるならこの時代のアメリカに行ってみたい!!
ちなみに『Twilight Time(トワイライト・タイム)』のオリジナルはThe Three Suns(ザ・スリー・サンズ)というグループの曲で1946年の曲です。その後50年代に入って歌詞がつけられプラターズ盤で大ヒットしました。
The Three Suns(ザ・スリー・サンズ)版も哀愁があって大好きなバージョンの一つ。
トワイライト・アヴェニュー/Stardust Revue(スターダスト・レビュー)
この曲も泣ける曲なんですよね。とにかくメロディーが切なくて、綺麗で、そして要さんのボーカルが物悲しくも哀愁があって最高なんですよね。
『この人の歌声は、なぜだかどんな曲でも耳を澄まして聴いてしまうっていう』っていうボーカリストって皆さんもいませんか。私の場合、根本要さんがそのボーカリストの一人です。
この曲のじれったくて、勇気が出なくて、もどかしい感じがいいんですよ。そんな感情が秋にはピッタリです。曲は全体的にキラキラしながらもチクチクと胸を刺すような香りが漂っていて、毎回聴くたびに『分かるなぁ!そのモヤモヤする気持ち!!』ってなります(笑)これって正しく青春時代に味わう甘酸っぱい味なんでしょうね。
ちなみにライブバージョンはこちら。ライブになるとレコード盤に比べやや、スローテンポで演奏することが多い気がします。ライブ版もいいんだなぁ!!いつかスタレビのライブにも行きたいなぁ!!
学校坂道
最後はこの曲。皆さんはこの『学校坂道』という曲をご存じでしょうか。私は小さいころ学校で歌って以来、大好きな曲です。
音楽好きだった私にとっては学校で歌ったり演奏したりする曲って『なんだかもうちょっといい選曲してくれよ!!』っていう感じの少し野暮ったい曲も多かったのですが、この曲は聴いた瞬間から虜になりました。
とにかくこの曲、歌詞が凄くいいんです。
この坂道のぼったら ぼくの学校があります
ジャングルジムにのぼれば海が
まっさおに見えます
青空に抱かれた ぼくの自慢の学校
この坂道をぼくは毎朝
風をきってかけます
この坂道おりるのは 空が赤く燃える頃
丘を渡る済んだ空気 うしろに長い影
ともだちの笑顔も 夕焼けに染まります
この坂道をぼくはあしたも
口笛とのぼります
私の通っていた学校はジャングルジムから海は見えなったですし、丘の上の学校でもなかったのですが、何となくこの歌詞が、その頃の自分の気持ちや情景と似ていて、この曲を歌うと楽しくも優しい気持ちにさせてくれたことを覚えています。
特に2番の歌詞の
この坂道おりるのは 空が赤く燃える頃
丘を渡る済んだ空気 うしろに長い影
ともだちの笑顔も 夕焼けに染まります
この坂道をぼくはあしたも
口笛とのぼります
この太字にしてみた、夕暮れ時の下校の情景を描いたこの部分が大好きで、よく友だちとブラブラこの曲を口ずさみながら下校しました。『ほんまに僕らのことやなぁ~』とか心の中で思いながら。
あとがき
いかがだったでしょうか。夏好きの私ではありますが、秋もほんといいもんです。今回曲を聴きながらnoteを綴ってみると、秋には夕暮れ時のエピソードが盛りだくさんだったことに気づきました。
辺りが黄金色に染まるまで遊んだ少年時代の思い出。泥だらけになりながらがむしゃらに部活動に打ち込んだあの頃。そして仲間と教室で日が暮れるまで将来や恋について語り合った青春時代。
今ふと思い起こせば、脳裏に残っている情景は、みんな秋の夕暮れ時だったような気がします。
秋は夕暮れ。昔の人はよくいったものです。初秋のこの時期、皆さんも音楽と共にゆっくりとつるべ落としの秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。