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「マグフォーマー名人になろう~前編~」おもちゃコンサルタント岡田哲也のおもちゃの時間 vol.27

こんにちは。東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタントの岡田哲也です。

今回も1つのブロックを取り上げて、さまざまに遊びを広げるアイデアをご紹介します。

ブロックで形を作って遊んでいるとき、子どもたちは手と頭をフル回転させて、「作る」と「考える」を同時に行っています。
そんな「手で考える」ような体験を、遊びの中でたくさんしていきたいですね。

今回のブロックは、磁石によってくっつくタイプです。磁石ならではのくっつき方、動きを活かした遊びが広がっていきます。
前・後編の2回に分けて、たっぷり遊びましょう!


ブロックのつながり遊び 「マグ・フォーマー」前編 

今回のおもちゃ:マグ・フォーマー (ボーネルンド)

磁石が入った、カラフルなピースのブロックです。
セットによって、さまざまなカタチのピースがありますが、はじめは、同じカタチだけを使って遊ぶことをおすすめします。
なぜなら、同じカタチをじっくり見て遊ぶことで、そのカタチの特徴や、組み合わせるとどのような新しいカタチが生まれるかを知ってもらいたいからです。

今回は、四角と三角だけを使って遊びましょう。

みんなで遊んでみよう

四角ピース編① はしご遊び

6個くっつけて、持ち上げてみると、はしごみたいですね。
二本指を足に見立てて、はしごをのぼってみましょう。
二人組で、お互いのはしごを登ってみても楽しいですよ。
ゆらゆら揺れる動きは、磁石でくっつくマグ・フォーマーならではですね。

カタチのつながりによる変化やインスピレーションから、ネクタイやリボンなど、身につけるものを見立ててみましょう。

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四角ピース編③ 立方体で遊ぼう

四角ピース6個で、サイコロのような形になります。
平面の四角形が立体になるおもしろさを感じることができますね。
競争で、早くたくさんつくってみましょう。
また、できたサイコロを、1つのピースとして組み合わせると、大きなタワーなども作れます。

三角ピース編① 大きな三角でくっつき遊び

ここからは、三角ピースだけで遊んでみましょう。

小さな三角4つで大きな三角をつくることができます。
大きな三角を手で持って、相手の三角にくっつけると、ピースがどちらかにくっついてしまいます。
どちらがたくさんとれるか、ピースの取り合いゲームをしてみましょう。

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三角ピース編② ピースをはじいてくっつけよう

ピースをくっつける方法にもいろいろあります。
ここでは机の上に置いたピースをおはじきみたいに弾いて、ピースをくっつけてみましょう。

三角ピース編③ ピザ職人ごっこ

②の遊びをしながら三角形6個で六角形を作りましょう。
小さな三角で切り分けられたようなカタチ、ピザみたいに見えませんか?
このピザを使って、手の上で生地を分けたり、空中に投げて伸ばしたり、ピザ職人になりきって遊んでみましょう。

*  *  *

四角と三角だけでも、いろいろな遊び方がありますね。
まだまだ他に、楽しい遊び方、くっつけ方があると思いますので、親子で手を動かしながら、発見してみてください。

次回もマグ・フォーマーで、遊びを広げるヒントをご紹介していきます。

岡田哲也さんの連載一覧はこちらでご覧ください。

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