映画1000本 12本目 ソーシャルネットワーク

2010年公開 アメリカ映画 監督 デビッドフィンチャー

見よう見ようと思いつつ見てなかった映画です。
今更感が凄いですが、それを言っても仕方がない
フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグの
話とは聞いてました。しかしこれはあらすじくらいは知っておくべきでした。初見なにがなんだかわからない。しかも120分の映画…

あらすじ、マークは失恋の憂さ晴らしに作ったネットワークサービスを他人のアイデアを盗用しながら拡大し、そして相手から訴訟され、共同創業者を追い出し、訴訟される。この2件の裁判がメインのストーリー。

他人を信用し過ぎるな、書類は読んでサインしろという教訓が得られました。当たり前のことですが…

監督はデビッドフィンチャーです。聞いたことはありますが、エイリアン3 、セブンの監督だそうです。なるほど画角が暗いイメージがあります。
この映画もかなり照明が暗いシーンが多いです

ちなみに欧米は夜、日本みたいに照明を明るくしないらしいです。それは正しい判断と思います。日本も戦前はそうだったはずです。まあ寝れなくなりますからね

洋画を久しぶりにしかも会話劇を長時間観ましたが、ずっとアクションものを観てきたつけをはらわされました。脳がつかれた…

基本的に机を挟んだ裁判シーンと回想シーンの言ったり来たりで自分があらすじ見てなかったおかげでさっぱりついていけなかった。あらすじ知ってても2、3回はみないと把握できないかもしれない、ただわかってくればラストに向けて理解できてくる。特に後半わかりやすい悪役としてショーンが登場すると話が盛り上がってくる。最後
周りに誰もいなくなったマークの猫背な様子は
大富豪の成功者らしからぬ可哀想な様子にみえてくる。監督はかなりのやり手です。

ソーシャルネットワークとは言っても意外と具体的にプログラムのコードを打つシーンはないのでプログラミング知識無くても問題はなかったです。
複雑な構成の脚本で会話劇も練られてて、派手なシーンは全くありませんが、名監督の作る映画の凄みを感じることができました。またこういった歯ごたえのある映画を観てみたいです。セブンは観てないので予定に組み込みました。

主人公の早口の演技もただの棒読みじゃなくなんとなく感情が伝わって来る、表情も含め好演だったと思います。無表情のなかに感情が埋まってるといったところか…

ラストは相方が少し報われてホッとしましたね、
完全に袂は分かってますが、ビジネスではこういうことは日常茶飯事なんでしょう。感情と理屈の間のせめぎ合いが存分に伝わって来ました。

ノンフィクションのドキュメントのような作りで映画としてもよくできた一級品でした。
もっと早く見るべきでした。以上

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