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映画1000本 9本目     ガンダムジークアックス

2025年1月公開 
劇場公開アニメーション映画
テレビ放送の先行公開とのこと
先週から公開されたのでいい機会と思い。今日見に行きました。他の観客は学生らしき若い男女、
入口で無料の冊子とカードを貰いました。

今回もほぼ前情報なしですが、メインキャラクターと主役ガンダムのビジュアルは確認してます。
あとはガンダムを使っての格闘らしいとは聞きました。まあそれくらいですね…

あと観戦後にも他人のレビューは一切見てませんので、思い違いとかもあるかもですがご容赦下さい。

もちろんネタバレありです。宜しくお願いします


最初はまさかのファーストガンダムにおける
1年戦争からスタートします。が本編のパラレルワールドといえる設定となってます。
シャアがガンダムとホワイトベースを奪い、戦況を有利にしていきジオンが連邦からの独立を勝ち取る内容です。ここまでが前半。ちなみにシャアは行方不明に…あとアムロは存在しません。

後半は数年後、スペースコロニーの住人の主人公の女の子が、ひょんな出会いからジオンの最新ガンダムを奪い取り、そして謎の少年の乗る赤いガンダムとタッグを組み、非合法なMSバトルに挑むという内容

実はチラッとシャアが勝つ世界線とはきいてたんですがまさかと思ったら本当でした。しかしここまで徹底してるとは思わなかった。アムロとララァを排除してシャアと木星帰りのシャリア・ブルとの良き友人関係が描かれてますが、TV版のファーストを観たことない人はだれこのヒゲおやじ
という感じでは?
あとどうも後半の少年少女がアムロとララァ的なもののようで、ララァみたいな音で覚醒する様子も描かれています。別にみんなの好きなアムロを否定してるわけではないのかな?

スタジオカラーが製作しており庵野さんが脚本を書きエヴァのスタッフが関わってるのでシン ガンダムと言っていいでしょう。仮面ライダーが終わってすぐ取り掛かったようです。全く情報も出なかったらしい、ガンプラも水面下で製造され情報が漏れなかった。これは凄いことと思います。

画質は安彦さんのジ・オリジンのような絵柄です。新しすぎもなく古すぎもない丁度いい加減です。古くからのファンのツボを押さえた選択といえます。ただ水星の魔女しかしならい若い子が見たらポカーンとしらける恐れはあります。

まあサンダーボルトほと突き放してないからいい匙加減なのかもしれない。これで原典を探ろうとする若いファンは現れるのかな?まあオリジナルを知らないと何が凄いのかが分かりづらいことは確かだろう、ドズルとかガルマとかギレンとか会話中にしかでないのは不安にならなかったのか?

後半の現代編?は主人公が割と現代的な普通の家庭の子でしたね、日本語や漢字を使うところは
エヴァっぽい90年代アニメの名残りが見えます。水星の魔女よりも現代日本の普通の暮らしに焦点があてられてます。水星はエリート階級の特別な連中の話でしたが、割と底辺な連中がでできます。闇バイトをやむを得ないことと描くのは、世相的にはもうアウトとも思いますが。まじめな主人公がアウトロー側に引きずり込まれる展開はこれからどっちにいくのか気になるところです。

ジオンの勝利後も不安定という世の中でこれを
どう決着つけるのか全く予想つかないしこれからの展開も想像できない本当にこれだけ見ても判断しづらいとは思います。

世のアムロファンには厳しい内容です。
一年戦争を正面から取り扱い、居なかったことにされたのはショックかもしれません。まあ個人的にはアムロに思い入れはないのですが…

古くからのガンダム世界の情勢をわかりやすく解釈していたファンはこの世界観は困惑させられるかもしれないですね、世の流れは移りゆくものです。変化できないものは取り残されます。いつまでも足踏みしていてはいけないと改めて感じました。
オリジナルのガンダムってのは人も人はなかなか分かりあえないというディスコミュニケーションの悲劇でそこから諍いが起きる物語なんですが

今回でてきたマブやシャアとシャリア・ブルなど
みると孤立からの脱却、信頼できる良き友人関係を築くことの重要性がこれからのキーになるのかなとは思った。そこは富野的であるし庵野的なやり方


良い経験をしました。観に行ってよかった。
TV版が待ち遠しい





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