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たんたんたんたん誕生日~♪ 嬉しくて思わず、障がい者支援施設でハンガリーの研究者をゲストにDiversity について語る会を開催します

週1で通っているボランティアの毎回の訪問では、普段生活していると感じたり考えたりしない、命のエピソードがあり、感動に出会います。

一方で、ハンガリー出身でドイツでメディアやコミュニケーション、Diversity について研究している友人が来日するのにあわせ、いろいろと予定調整をしているうちに、一緒に施設を訪問することになりました。

他にも参加者を募り、Diversityの言葉が定着しつつある社会の中で60年前から障碍者福祉に取り組んできた止揚学園の空気にふれ、マルチリンガルの外国人研究者と一緒にこれからのDiversity の在り方について意見交換し、想いを形に「止揚」させることできたら面白いかも!?と思い、本ワークショップを開催します。

一緒に参加できそうな人がいましたら、鼻歌を歌う感じでコメントorDMください。


ワークショップ概要・申し込みについて

▼日時

2024年10月27日(日) 11:00-15:00 (希望者でその後懇親会)

▼場所

止揚学園(JR 能登川駅に集合後に全員で止揚学園に向かいます:徒歩15分)
〒521-1222 滋賀県東近江市佐野町885

▼定員

若干名

▼流れ(変更の可能性あり)

・チェックイン
・学園の案内/職員の方との意見交換
・職員や仲間の方とのランチ
・チェックアウト(気づきのシェア)

*ランチ代と手土産代相当として、2,000円のご協力をお願いします
 (参加時に手渡しください。)

▼開催の意図

私たちが生活している日常世界では、スキルや才能が金銭的な評価に結びつき、社会的な成功がイメージされることが多いですが、それは本当に私たちが求めるものなのでしょうか?また、成功とは一時的なものではなく、時空を超えて続いていくものであり、それは愛や想いといった無形の価値が人々を繋ぎ続ける力ではないでしょうか?

60年以上にわたり知能に障碍をもつ人の福祉/教育に取り組んできた止揚学園の取り組みから学び、多様な背景を持つ人々がそれぞれの持つ力を活かし、お互いを支え、共に学び、引っ張り合いながら本質に向かって進む。
まるで音楽の世界で、経験豊富なプレーヤーがリードするように、全員が時には「指揮者」として、時には「演奏者」として共に歩むDiversityの在り方。

そして、この場で感じるのは、私たちを超えた「偉大な何か」とのつながり。これは宗教的なものではなく、私たちが心の底から信じる何か—それが、私たちの行動や思考に影響を与える力であり、共に探求していくものです。

誰でも参加しやすく、自由に自身の持つ才能を活かし、自分自身の人生と所属するコミュニティを「止揚」させていくことを目指しています。

障がいを持つ方も、持たない方も、年齢や背景に関係なく、私たち一人ひとりが持つ可能性が、愛とつながりを通じて、どんな世界を創り出せるのか。その答えはここにあります。

体験事例紹介(オキシトシン効果)

ドライヤーでフワフワ

「誕生日祝いで旅行に行ってきました、、」と、旅行先のお土産を手に本日も施設を訪問。本日の初ミッションは仲間の方がシャワーを浴びた後に髪をドライヤーで乾燥させること。シャワーが終わると子供のようにタオルを片手にドライヤーを待って着席。よく考えると子供がいない僕にとっては他人の髪の毛を乾かすのは初めての経験かも。熱くないか気にしながら声をかけながらドライヤーをあてると、なんとなく反応がかえってくる。こちらの気持ちが伝わっているのがわかる。”ちゃんと”椅子に座り、嫌がらないのは、やはり人に触ってもらうことが、気持ちがいいのかもしれない。終わった人は自分の指で頭をさして「フワフワ!フワフワ♪」と職員の方に嬉しそうに報告。

たんたんたんたん誕生日~♪

何人かの髪を乾かした後、いつものように配膳のお手伝いをしてランチタイム。旅行先の話や世間話に加えて、職員の方の施設で働く想いや仲間の方、ご家族のエピソードなどをお聞きしながらのランチ。一度の食事でランチのメニューと同じくらいたくさんのエピソードで、お腹と胸がいっぱいになる。 

介護する側も介護される側も(生れついたときに)背負った自分の運命。今日、髪を乾かした人たち一人一人の後ろにはその家族を支えていく人生のストーリー。(プライバシー考慮によりエピソードは省略しますが、ぜひ直接自分で聞いて感じていただきたいところ)

食事中、仲間からは頭を指しながら「*+&%!Hp)(@\a」 と言葉にならないコミュニケーション。ああ、そうか今日は僕が髪を乾かしたからか・・。

・・話しているとランチの司会当番の方から、僕の誕生日で、、というサプライズのアナウンスがあり、入所者の仲間の方からインタビューメッセージを即興で募集。

週1のボランティアで、まだそれほど一緒に過ごす時間もなく、やれることも少なく、どのように接していいかわからないまま、役に立っているのかという不安も一緒に過ごしてきたこの2ヵ月。自分の印象も彼らに残っているのかという不安すらあった。

そんな僕に対して、一人で立てない車椅子の人も職員の方の力を借りて自ら立ち上がり、言葉もなかなか話せない人も何か口元で言葉にならない声を出し、一生懸命に何かを伝えようとしてくれている。思わず近寄り僕も言葉でなく、ハグで感謝の気持ちを返す。
プレゼントもいただき、最後にはオリジナルの誕生日ソング

ランチ後にいつものように掃除。テーブルに座っている入所者の方から不意に腕をつかまれ、僕の手を自分の身体にあてようとする。
「なんだ、なんだ、、?」
「お祝いとお礼のメッセージをあなたも伝えたいんだよね、、。」と職員の方が後ろから通訳。

ボランティアとして訪問しているにもかかわらず、いつもいただくことばかりで何をどう表現したらいいのだろうか。いつの間にか仲間として受け入れてもらっているInclusionの空気につつまれ、感謝の気持ちも誕生日を迎えた抱負も言葉にならない。

参考:施設紹介記事


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