やっしー

本業は製造業でグローバルでの商品企画や開発戦略を担当。近年リモートワーク+移住を実現 妻と二人暮らしで週末はDIYしたり、サイクリングをしたり。 副業としてパーソナル、システムコーチングをしています。 個人サイト:https://kmx2r.hp.peraichi.com

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本業は製造業でグローバルでの商品企画や開発戦略を担当。近年リモートワーク+移住を実現 妻と二人暮らしで週末はDIYしたり、サイクリングをしたり。 副業としてパーソナル、システムコーチングをしています。 個人サイト:https://kmx2r.hp.peraichi.com

マガジン

  • 命のストーリー ~止揚学園体験日記~

    能登川にある知的障害者の入所する止揚学園での命のストーリーをまとめたものです。

  • 名言/哲学

  • Minority & inclusion

  • 自己表現

最近の記事

孤独のままつながる

寂しさと出会う再会2ヶ月ぶりの上京。学生時代の友人たちと再会し、会社を去る先輩に挨拶をし、職場に顔をだし、以前の職場でお世話になった方との10年ぶりの再会、元職場の後輩の自宅に宿泊しつつ、いろんな人と出会ったはずではあるけれど、より一層の寂しさとともに帰宅。 多くの友人が世界のどこかで元気にしていることをSNSを通じて知っている。生まれ故郷でなくこの地を移住先に決めて引っ越してきた瞬間からわかっていたことだけれど、子供がいない僕は妻と二人だけの家族構成で、仕事もフルリモート

    • 「あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。 」(マタイによる福音書5章13節)

      • いくら生きるのをやめようと絶望しても、体の器官は、自分の役割を一生懸命果たしている。自分を生かしてくれる「いのち」の力に気づきました。自分がいのちをコントロールしていると思うのは錯覚で、もっと大きな力が私を生かしてくれる。(星野富弘)

        • 命のストーリーに囲まれて ~老人と海~

          50代に差し掛かった頃、祖父はALSと診断され、二つの選択肢を突きつけられた。家族の介護を前提とした人工呼吸器を選ぶか、点滴で数か月後に最期を迎えるか。まだ終わらない人生の熱と、これから待ち受ける人生の困難を抱えて、祖父は人工呼吸器をつける道を選んだ。 人は可能性がある限り、それがどれくらいの可能性なのかわからないなかでそれに望みをかけて決断し、奇跡を信じて挑戦し、そしてその戦いがいつかその結果が成功でも失敗でもなかったことに気づく。 人は命をかけて何に立ち向かうのか、こ

        • 孤独のままつながる

        • 「あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。 」(マタイによる福音書5章13節)

        • いくら生きるのをやめようと絶望しても、体の器官は、自分の役割を一生懸命果たしている。自分を生かしてくれる「いのち」の力に気づきました。自分がいのちをコントロールしていると思うのは錯覚で、もっと大きな力が私を生かしてくれる。(星野富弘)

        • 命のストーリーに囲まれて ~老人と海~

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        • 命のストーリー ~止揚学園体験日記~
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          4本

        記事

          贈った小説に込めた願いと問い ~幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないこと~

          少し前のことだが、大学時代の友人の子供が大学に入学したタイミングで、10年ぶりに彼女と4度目の再会をした。友人と出会ったのが大学入学時という不思議なタイミングでの再会で彼女にプレゼントしたのは、20代の頃からの愛読書であるパウロコエーリョの小説「アルケミスト」(文中引用すべて同じ) Welcome to the World彼女がこの世界に生まれたその日、僕は大学を卒業してもなお夢を追いかけ続けていた。現実的な選択肢として就職ではなく、あえて浪人という道を選んだ僕は、他の友人

          贈った小説に込めた願いと問い ~幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないこと~

          滋賀の田舎にある文化の交差点

          止揚学園が開催する「招天者記念礼拝運動会」という外部参加者も多く集まるイベントに妻も誘って参加してみた。 施設の職員、仲間の方がいつもと違う面を見せてくれていて、またご家族の方の参列も多くあり、また外部からの参加者も知的障害をもっている家族を連れた人も多くいた。新しい雰囲気の中で、命のストーリーをあらためて、フォーマルな場で聞く機会になり、妻と一緒に参加したことで僕にとっては多様性について考えさせられ、また新しい発見と体験 タデメープレポメナ♪オイオーニーア♬参列者の様子

          滋賀の田舎にある文化の交差点

          苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す(ローマ人への手紙) 希望のある社会をつくるため、本物/真実を見抜く目で人生を選択したい。

          苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す(ローマ人への手紙) 希望のある社会をつくるため、本物/真実を見抜く目で人生を選択したい。

          たんたんたんたん誕生日~♪ 嬉しくて思わず、障がい者支援施設でハンガリーの研究者をゲストにDiversity について語る会を開催します

          週1で通っているボランティアの毎回の訪問では、普段生活していると感じたり考えたりしない、命のエピソードがあり、感動に出会います。 一方で、ハンガリー出身でドイツでメディアやコミュニケーション、Diversity について研究している友人が来日するのにあわせ、いろいろと予定調整をしているうちに、一緒に施設を訪問することになりました。 他にも参加者を募り、Diversityの言葉が定着しつつある社会の中で60年前から障碍者福祉に取り組んできた止揚学園の空気にふれ、マルチリンガ

          たんたんたんたん誕生日~♪ 嬉しくて思わず、障がい者支援施設でハンガリーの研究者をゲストにDiversity について語る会を開催します

          農家のお母さん曰く、「野菜を育てながら草や虫と話すことが好き。学校の先生や人と世間話をする時間が、知らないうちに自分から草木や虫と話す時間を奪っている」 ナウシカは、自分が知らないだけで、すぐ近くに存在するようです(^_-)-☆

          農家のお母さん曰く、「野菜を育てながら草や虫と話すことが好き。学校の先生や人と世間話をする時間が、知らないうちに自分から草木や虫と話す時間を奪っている」 ナウシカは、自分が知らないだけで、すぐ近くに存在するようです(^_-)-☆

          良い世界、良いシステム、良い関係性を構築するためにお金は必要ですか?~愛と創造の貢献主義~

          人の心で成り立つ謎のシステム週1でお邪魔している止揚学園ではいろんなボランティアの方と出会います。(チャリティーコンサートをして全国を回っているシンガーソングライターの松尾さんや毎年学園祭に招待されている名古屋の金城学院、近所の人たちからの梨やトマト、ケーキやお菓子・・) 聞くところによると椅子や机なども寄付されたものを40年以上使っているそう。運動会で使う太鼓、視察にこられた団体からのお土産多数。 陶器の食器で日々を愛する お邪魔する時は配膳のお手伝い/食後の掃除を担当

          良い世界、良いシステム、良い関係性を構築するためにお金は必要ですか?~愛と創造の貢献主義~

          初老を迎える男性の歩行補助をさせてもらいながら、交わした会話。「ここにはもう4年。僕のお兄ちゃんも一緒だったけれど、今はもう天国」 昨日は月1回のイベントでお母さんと会えたそう。お母さんがその人生で向き合ってきたことに想いを馳せる

          初老を迎える男性の歩行補助をさせてもらいながら、交わした会話。「ここにはもう4年。僕のお兄ちゃんも一緒だったけれど、今はもう天国」 昨日は月1回のイベントでお母さんと会えたそう。お母さんがその人生で向き合ってきたことに想いを馳せる

          運命を目の前にして取りうる選択肢が限定的で、身体的な能力もどんどんと落ちていく日々を過ごすとき、どんな関わりをしてもらうと嬉しいだろうか。どんなことがあると、楽しかった、ありがとうと言ってもらえるだろうか。

          運命を目の前にして取りうる選択肢が限定的で、身体的な能力もどんどんと落ちていく日々を過ごすとき、どんな関わりをしてもらうと嬉しいだろうか。どんなことがあると、楽しかった、ありがとうと言ってもらえるだろうか。

          「思い出を持つだけでは十分ではない。思い出が多いときには、それを忘れることが出来なければならぬ。ふたたびそれがよみがえってくるのを待つだけの大きな忍耐が必要なのだ」リルケ。 20年前に出会ったタイの友人宅でのホームステイ。20年前の経験が人生に与えている大きなインパクトを再認識。

          「思い出を持つだけでは十分ではない。思い出が多いときには、それを忘れることが出来なければならぬ。ふたたびそれがよみがえってくるのを待つだけの大きな忍耐が必要なのだ」リルケ。 20年前に出会ったタイの友人宅でのホームステイ。20年前の経験が人生に与えている大きなインパクトを再認識。

          「賢明であるということは何に目をつむるかを知っているということである」ウィリアム・ジェームズ  数年前は組織内でいろいろとぶつかっていた。最近はいろんなことに目をつぶっている気がする。良くも悪くも。影響領域と関心領域をクリアにシャープに、ただし非限定的に意識したい。

          「賢明であるということは何に目をつむるかを知っているということである」ウィリアム・ジェームズ  数年前は組織内でいろいろとぶつかっていた。最近はいろんなことに目をつぶっている気がする。良くも悪くも。影響領域と関心領域をクリアにシャープに、ただし非限定的に意識したい。

          大学生の友人たちへ(Minority & Inclusion)

          サワディカープ! 元気ですか? タイから帰国したら、窓の外の田んぼの稲には穂が実り、夜に聞こえていたカエルの合唱がスズムシの音色に変わり、スーパーの店頭には梨が並び、、日本には確実に秋が来ていました。 職場や家族とのやり取り、出発前に申し込んでいたコーチング関係のオンラインセミナーに参加、幹事をしている同窓会の準備・・。一気に日常に戻りました。みんなも既に日常生活が始まって忙しくなっているかもしれないね。 みんなはどうしていますか? グローバルエンジニア研修、一人一人がま

          大学生の友人たちへ(Minority & Inclusion)

          サザエさんから聴こえる声(再訪アート文化会館)

          駅前のスーパーを通り越し踏切を渡る。猪子山を右手に瓜生川沿いの小路を蝉の声を聴きながら、汗を拭きながら20分程度で止揚学園に到着。 先日初めて知的障害者の福祉施設を訪問した後、頭から離れずお礼とともにすぐに次のアポをとって再訪。、、。どんな形の関わり方がいいのだろうか。 「あ、やっしーさんですか。お待ちしていました。」 正面玄関のある通路から、「仲間」がいる食堂の様子を覗くと、前回はみかけなかった自分の母親と同じ年齢くらいの女性に声をかけられる。 やっていた仕事の手を

          サザエさんから聴こえる声(再訪アート文化会館)