命のストーリーに囲まれて ~老人と海~
50代に差し掛かった頃、祖父はALSと診断され、二つの選択肢を突きつけられた。家族の介護を前提とした人工呼吸器を選ぶか、点滴で数か月後に最期を迎えるか。まだ終わらない人生の熱と、これから待ち受ける人生の困難を抱えて、祖父は人工呼吸器をつける道を選んだ。
人は可能性がある限り、それがどれくらいの可能性なのかわからないなかでそれに望みをかけて決断し、奇跡を信じて挑戦し、そしてその戦いがいつかその結果が成功でも失敗でもなかったことに気づく。
人は命をかけて何に立ち向かうのか、これから先の人生で僕が次に命の選択を迫られた時、どんな判断基準でどんな選択をするだろうか。
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