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わたしのおすすめ本 Vol.1

こんにちは!マーケティング統括部のみくらです。
突然ですが、みなさんは、本を選ぶ際にどのように情報収集しますか?(最近全然読んでないな~という方も多いかもしれません、私もその一人ですが...)

インターネットに情報があふれる昨今、その中から自分に合った本や潜在的に求めている情報にたどり着くのは結構大変だったりします。
というわけで、オープン社内報、今回は、勝手ながら社員の皆さんにおすすめの本を聞いて行くという企画を始めたいと思います!

皆さんがどんな本を読んだり見たりしているのか、結構興味ありませんか?人となりを垣間見れるといいますか…。また人におすすめされることで、自分も読んでみようかなと思ったり、知らなかった世界を知るきっかけにもなるように思います。

222 のコピー

トップバッターは、建築部ストラテジックデザイン課の、しのださんにお願いしました。実は以前のデザイン設計部(現:ストラテジックデザイン課)では、毎月持ち回りで書籍を購入していました。(3階リフレッシュスペースの本棚にその時に購入した本をたくさんストックしています!)

その3階ライブラリーの中から、しのださんおすすめ本を数冊ご紹介いただきました!

①BLUEPRINTS 横内敏人の住宅設計図面集

建築家、横内敏人氏の住宅設計図面集です。代表作の住宅12作品の平面・立面・矩計、展開・詳細図の青焼き図がおさめられています。驚くべきは、こちらの本に収録されている全ての図面が手書きであるということ。

しのださんは横内氏の、CADに頼らず自分の手を動かして設計する部分に感銘を受けたとのことでした。また、建具の美しい収まりがどのように作られているのかを詳細図などで読み取り、参考にしたりもしているそうです。

②NOTES 横内敏人の住宅設計ノート

同じく横内氏の一冊。こちらの本には設計に関する詳細なスケッチはもちろん、それだけでなく日記の一コマのような人々や犬のスケッチがはさみこまれていて、建築家の頭の中を垣間見るような面白さがあります。

びっくりするのが、そのスケッチパースの表現の豊かさ。描き込みの濃淡により光の美しさを絶妙に表しており、スケッチを見ているだけでも空間の中で感じる心地よさが伝わってきます。

③フィンランド光の旅 北欧建築探訪

続いては、フィンランドの建築を光というテーマで切り取った建築写真集。
北欧の光は日本の光と全然違う、というよく耳にする言葉。何が具体的に違うんだろう?と思ってしのださんに聞くと、太陽の高度が日本と比べると非常に低いのだとか。

よって、横から差し込んで長い影をつくる光となり、それがドラマチックな印象をもたらすそうです。自身で設計をする際にも、色を用いるのではなく光と影で豊かな表現をこころみるのが好きだとおっしゃっていました。

④再訪 井上雄彦 pepita3

SLAM DUNK、バガボンドの作者、井上雄彦氏のバルセロナ訪問記。様々なタッチの旅先でのスケッチがおさめられていて、漫画家という枠を超えたアーティストとしての作品集のような書籍。しのださんセレクトの理由として、やはりビジュアルだけで訴えかける力強さにぐっと来たそうです。

⑤となりのトトロ スタジオジブリ絵コンテ全集

そして最後は、なんとスタジオジブリの映画、「となりのトトロ」の、宮崎駿氏による絵コンテ集!絵コンテといえども、もうこれは映画そのものなのです・・。

映画の中の見覚えのあるシーンのひとつひとつが、宮崎氏のさらさらっと描いたように見えるコンテの段階ですでに完成されて描かれています。この本でもやはり、手書きのビジュアルの持つ魅力と力強さを感じます。


というわけで、今回は5冊、ご紹介いただきました!
かねてから、「言葉や活字」よりも「ビジュアル」で表現することに興味を持ち、極めたいとおっしゃっていたしのださん。セレクトいただいた本の多くは手書きの豊かさやビジュアルの魅力が満載のものでした。

これらの5冊は、3階のリフレッシュスペース横のライブラリーコーナーにございます。興味を持たれた方は、是非手に取ってみてください。本の場所がわからない・・という方は、ぜひご本人に聞いてみてください、きっと喜んで教えてくれると思います。

次回の「わたしのおすすめ本」は・・

この企画は、リレー形式で行えたらと思っています。しのださんから次のバトンを渡すのは誰になるのか・・

バトンを渡された方も、どうか、嫌がらずにお付き合いいただけると幸いです。(今回は5冊紹介いただきましたが、かばんに忍ばせている1冊だけ、などでももちろん大丈夫です)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
本日の書き手:マーケティング統括部 みくら