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【前編】デザイン会社がインテリアコーディネーター資格合格の必勝法を教えます
様々な用途の空間に携わる事業を手がけるコスモスモアには、
1級建築士や2級建築士など、建築に関わる資格を持っている社員が数多く在籍しています。
建築系資格の中でも人気が高い「インテリアコーディネーター資格」についても、2021年10月時点で26名の社員が資格を保有しています。
「建築系の学校を出ていないんだけど、難しいのかな…」
「受験してみたいけど、どう勉強したらいいんだろう…」
「実際合格したとして、仕事に役立つの?」
インテリアコーディネーター資格(以下「IC資格」と表記)の受験を考えている方の中には、こんな疑問を持つ方も多いのではないのでしょうか。
そこで今回、コスモスモアのIC資格保有者に、勉強時間や勉強法など資格に関する気になるアレコレの調査をとってみました。
これから受験を考えている方はぜひ勉強方法の参考にしてみてください!
そもそもインテリアコーディネーターとは??
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空間づくりのプロ「インテリアコーディネーター」。
皆さんは「インテリアコーディネーター」と聞くとどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。
●センスの良いインテリアを提案してくれそう!
●住む人のライフスタイルに応じて、
生活における悩みを解決してくれるアドバイスをしてくれそう!
●お家がお洒落そう!
色々なイメージがあるかと思います。
インテリアコーディネーター試験を主催するインテリア産業協会によると、インテリアコーディネーターとは下記のことをさします。
インテリアコーディネーターは、住まい手にとって快適な住空間を作るために、適切な提言・助言を行う当協会が資格認定する専門職です。インテリア(内装、家具、ファブリックス、照明器具、住宅設備等)に関する幅広い商品知識を持ち、住宅・インテリアメーカー、工務店、販売店やフリーな立場で、インテリア計画や商品選択のアドバイスなどを行います。
それでは、インテリアコーディネーターの多くが取得している
インテリアコーディネーター資格とはどのような資格なのでしょうか。
インテリアコーディネーター資格について
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IC資格は例年10月・12月の2回試験があり、
1次試験はマークシートによる択一式で、インテリアの歴史や、インテリアエレメント、構造・工法と仕上げ、法規・制度に関することなど、インテリアに関する知識をまんべんなく問われます。
一方、2次試験はプレゼンテーションと論文(記述式)で、出題される課題に対してインテリアを計画する際に必要な知識を用いながら、図面作成や色鉛筆を利用した彩色、顧客が抱えている問題点をどのように解決するかを論述したりと、実務能力が試される試験となっています。
当然ではありますが、1次試験の合格者のみ2次試験に進むことができます。
1次試験・2次試験で難易度は変わるのか?
そもそもどのタイミングで受験する人が多いのか?
独学で受験可能かどうかなど勉強方法を知りたい!
など、気になることが増えてきたかと思います。
ここからは、気になるIC資格に関する調査結果をご紹介いたします!
IC資格保有者アンケート調査結果発表
今回は17名のIC資格保有者にアンケートに回答してもらいました!
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Q1.建築系の学校を卒業されていますか。
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まず、受験の前に気になるこちらの疑問。
「IC資格は、建築系の学校を卒業していないと受験できないのか?」
結論から申し上げますと、建築系の学校を出ていなくても受験可能です。
IC資格試験には、建築士資格のような受験資格の制限がありません。
実際にコスモスモアの資格保有者についても、建築系学校卒が47.1%、それ以外が52.9%との結果になりました。誰でも制限なく受験できるのは嬉しいですね。
Q2.IC資格は、いつ取得しましたか。
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続いて、いつ資格を取得したのかを聞いたところ、こちらの結果になりました。コスモスモアIC資格保有者の過半数(53.1%)が社会人4年目までに取得していることが分かります。
実務経験が多くなくとも、合格可能であるのは安心ですね。
Q3.IC資格以外で、何かの資格をお持ちですか?
(複数回答)
次に、IC資格以外で保有している資格を質問したところ、下記のような結果になりました。 ※建築・住宅系資格を抜粋
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「2級建築士」が41.2%、「宅建(宅地建物取引士)」が35.3%と建築・住宅業界で人気の資格が上位につづきました。
Q4.IC資格を取得しようと思ったきっかけは何ですか。
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IC資格を取得しようと思ったきっかけついて、最も回答数が多かったのは「業務上役立つ、もしくは必要だから(41.2%)」でした。続いて、「業界で資格を持っていることは重要と感じたから(23.5%)」、「会社で資格取得が推薦されているから(11.8%)」に票が集まりました。「持っているとオシャレだから(5.9%)」というユニークな回答も。
Q5.学習したことで仕事上良い変化はありましたか。
(複数回答)
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学習したことで仕事上良い変化があったかについては、「仕事の幅が広がった(41.2%)」に多く票が集まる結果に。次いで「自分に自信が持てた(23.5%)」、同率で「自分のやりたい仕事に挑戦できた(17.6%)」、「収入が上がった(17.6%)」が続きました。
家具寸法や図面の読み方など、建築・住宅業界では必須の基礎知識をつけることができるので、資格取得を通して仕事の幅が広がったり、仕事への自信がついてやりたい仕事に挑戦することができているのは素敵な変化ですね。
試験の内容についてリサーチ!
Q6.1次試験・2次試験それぞれの難易度を教えて下さい。
それではもっとIC資格の試験内容に踏み込んだ質問、
「ぶっちゃけ資格を受験してみて、難易度はどのぐらいでしたか?」
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1次試験については、簡単だったと回答した人(とても簡単だった、簡単だった)は17.7%、難しかったと回答した人は47.1%でした。
1次試験ではインテリアに関する万遍ない知識を問われるので、難しいと感じる方が多かったようです。
ちなみに建築系学校卒の人とそうでない人で難易度に違いがあるか比べてみたところ、建築系学校卒の人の37.5%が難しかったと回答したことに対し、建築系学校ではない人は55.6%と若干の違いが出ました。
なかなか聞き慣れない建築・インテリアの専門用語に苦戦する人が多かったことが見受けられます。
続いて2次試験の難易度についてはこちら。
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1次試験と打って変わって、2次試験については、簡単だったと回答した人は47.1%、難しかったと回答した人は17.6%でした。
実務的な試験であるにも関わらず、1次試験よりも簡単に感じた人が多いことがわかりました。
ちなみに建築系学校卒の人とそうでない人の難易度の差については、
建築系学校卒の人の25.0%が難しかったと回答したことに対し、建築系学校を出ていない人は11.1%と1次試験とは反対の結果となりました。
Q7.1次試験・2次試験それぞれ何回目で合格しましたか。
資格の難易度が分かったところで、何回目の受験で合格したのかについても聞いてみました。
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1次試験については過半数(64.7%)が一発合格、35.3%の人が2回目という結果になりました。
インテリア産業協会によると、2020年度の1次試験合格率は34.1%です。インテリアに関する幅広い知識が問われる為、難易度が高いにも関わらず、一発合格の割合が高いのは素晴らしいですね。
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2次試験については難易度からも分かるように、大多数(76.5%)が一発合格で、17.6%の人が2回目、5.9%の人が3回目で合格していることが判明しました。インテリア産業協会が公表している、2020年度の2次試験合格率は58.0%です。
次回、IC資格の勉強法や必勝法を伝授!
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さて、今回はIC資格の資格取得のきっかけや難易度など資格自体のお話が多かったですが、次回記事ではIC資格の勉強法や必勝法、先輩からの合格アドバイスなどにフォーカスして、IC資格を紐解いていきたいと思います!
IC資格の受験を検討している方、資格を持っているけど他の合格者の勉強法が気になる方は是非ご覧ください。
ちなみに今回の記事は2021年最後の記事となります。
手探り状態で今年から始めたnote…あっという間に年末を迎え驚いておりますが、マーケティング統括部一同、文章力を磨き、読みやすい記事を作成できるよう、より一層精進して参ります。
来年も変わらぬお付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
みなさま、どうかご自愛のほど、素敵なお年をお迎えください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
本日の書き手:マーケティング統括課 おぐら