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育休をとる男性の視点~コスモスモアの体験談~

こんにちは。マーケティング統括部吉町です。
コスモスモアでは女性の育休取得率は8年連続100%。一方で男性の取得率は30%です。全国平均の13.97%(厚生労働省「雇用均等基本調査」より)と比較すると高いものの、より従業員の働きやすさに寄り添っていくために、育休取得支援制度を手厚くしたりと変化しています。
今回は最近育休から復職した雨宮さん、これから育休へ入る高山さん。お2人にお話を聞いてきました!
男性育休が広がる今、育休入りへと送り出す側の人もその分増えていくことが予想されます。まだまだ謎に包まれた男性育休について。
                               〖育休中ってどんな生活? 〗
                               〖どうして取るんだろう?〗
この記事で育休取得者の実態が少しでも鮮明に見えてくるといいなと思います。

高山さん(写真左)、雨宮さん(写真右)

人物紹介:
これから育休を取る人、育休から復職した人。
2人の視点からお伝えします。

⚑ 高山さん(写真左)
ファシリティマネジメント部ファシリティ1課。新卒入社9年目の30代。魚を捌ける。11月に第一子誕生。1週間の育休を取得済み。2か月後に再度6か月の育休に入る予定。

⚑ 雨宮さん(写真右)
ファシリティマネジメント部事業部ストラテジックデザイン課。新卒入社5年目の20代。猫好きな一級建築士。第一子誕生直後から6か月の育休を取得し、復職した。



授乳以外はなんでもできる!

Q.現在どのような生活を送っていますか?

雨宮:育休から復職して1か月が経ちました。朝は5時に猫と共に起きて、夜は23時に猫と共に寝る。

高山:え、朝の5時⁉はやい!はやい!

雨宮:スケジュールを逆算すると朝早起きするようになりました(笑)。子どもをお風呂に入れたいので、18時には仕事を終えるようにしています。18時以降は仕事を入れないようスケジュールには「18時以降の会議は事前相談してください」と入れています。仕事後、お風呂に入れて、絵本を読んでいます。子どもが2回食になったので、テレワークの時にたまに離乳食をあげたりしています。

離乳食始めたてのころ

高山:僕は1か月後の育休開始に向けて引継ぎ中です。育児はおむつを替えたりミルクをあげたりしています。まだ生後1か月なので、昼夜の区別がなく1日中寝て起きて泣いて。夜中は妻が起きて対応しています。昨年から料理をすることが多くなり、多いときは週5で作りました。肉と魚バランスよい献立を考えてレシピ調べたり…

一同:すごい!

新生児の沐浴もお手の物の高山さん。じっとパパを見つめる瞳がたまらないです!

周囲の育休経験者の存在が取得の後押しに

Q.なぜ育休取得を決意しましたか?

雨宮:きっかけは3つあります。まず、僕が新人の時に社内で長期で取っていた人がいたから。2つめに、友人も1年育休を取っていたこと。そして、妻の妊婦検診付き添いで聞いたお医者さんからの話ですね。
妊娠中の検診には一緒に行くようにしていて、お医者さんから「出産後は全治1か月に相当する体の状態」と聞いていました。いかに大変な状態かがわかったので自然に取ろう、という気持ちになりました。フルフレックスが可能な職級に上がっていたので、午前休などの有休をとらなくても病院に付き添えたのもよかったです。

高山:妊娠がわかってすぐに取ろうと思いました。直前に雨宮が育休に入っていたんですよね。「半年とるのか、雨宮。」って思ったのですが、そういえば同じ部署にも半年育休を取得した男性先輩もいる。男性育休取得率向上を目指しているし、コスモスモアは反対する人もいなそうだな、と。

コスモスモアの育児支援一覧。育休取得者の業務を引き継いだ人へ手当(最高10万円/月)など、制度を新設してパワーアップしています。

子育ての大変さを夫婦でシェアできた

Q.で、どうでした?どんな育休生活でしたか?

雨宮:とってよかったです。子どもの成長や初めてが見える。子育ての大変さも夫婦でシェアできました。出産後すぐに育休スタートしたのもよかったです。でないと、育児が「お手伝いモード」になってしまっていたかも。
授乳以外は全部やると決めていました。そこまで完璧にできなかったかもしれないけど…おむつ交換もミルクも寝かしつけもやっています。

生後100日記念。表情が豊かになってくる頃でとてもかわいい…!

高山:1日中100%家事育児になるの?

雨宮:そういうわけではないんだけど…子どもが寝ているときは趣味の読書をしていました。
他に何していたっけな?やりたいことはあってもいざ始まると何も進まない。6時間続けて寝るようになってほっとするのも束の間、2時間おきに泣いて起きる日が続いたり…生活リズムが掴みにくい。魔の3週間と魔の3か月とか言われているくらい、泣いてばかりになる時期ってありますよね。
1人時間を作る、ということは夫婦交代でしてみました。妻が取りたい資格があるので勉強のために自習室に行っている間、1人で家事育児担当をしたり。

まだ少数派だからこそある、育休取得の迷いごと。

Q.育休取得で悩みや困りごとはありましたか?

1.いつ上司に言うか迷った。

雨宮:まず直属のマネージャーに伝えて、その後、課長に伝えました。いつ伝えるべき?てめっちゃ迷いましたね。本やネットで調べたり…結局、「妊娠中に何かあったら…」と思って安定期に入ったタイミングで伝えました。

高山:僕もいつ伝えるか迷いました。育休を取ろう、とは思っていたけどなかなか上司に言うタイミングがなくて。安定期に入って少しして、7か月めくらいで上司と食事しているときにさらっと伝えました。

2.いつから、どのくらい取るか。期間に迷った。

高山:引継ぎのタイミングとか、いつからとるのかは迷いました。引き継ぐメンバーにも申し訳ない、という気持ちもあり、開始時期を後ろ倒しにしたり。今の業務だから6か月取得に踏み切ったけど、別のポジションであったら、周りへの負担が大きくていろいろ考えてしまったはず。後輩も忙しく働いているんだし、と取得期間は1か月とか短いものにしたかもしれないです。

雨宮:僕はいつから休みにするかは直前まで決められませんでした。
生まれたらすぐに休む予定でしたが、帝王切開で予定日が早まるかもとなった後にやはり普通分娩にしようと予定日が戻ったり。期間を6か月にしたのは、6か月以上にしてしまうと育休給付金が67%から50%に減ってしまうから。

生後6か月を迎えてのハーフバースデー。
このおしゃれなケーキはなんと雨宮さん作です。初めて作ったとは思えないくらいお上手です!

3.自分が不在期間の調整をすること。

雨宮:コスモスモアは特にそういう文化がありますけど、「自分は何がしたいのか?」「自分事で考える」という考え方じゃないですか。それと逆のことをしないといけない。自分を外す調整。そのジレンマが大変でしたね。

4.周りからの反応、気にした?

高山:反応、気にした?
雨宮:自分にとって必要なことだったし、世の中的に当たり前になりつつあるので気にしなかったかな。
高山:僕も、あまり反応を恐れていないかな。自分の問題だし。


育休中の仕事を引き継ぐ人に最大10万円/月×6か月の独自制度

▽コスモスモアの育児支援制度は下記リリースに詳しく書いています
「多様な働き方の実現を目指し、持続的な育児支援制度を拡充」

Q.育休取得支援制度について、どう思いますか?


雨宮:いいですね。自分は制度ができる前に取ったので利用していませんが、あればよかったなと思います。

高山:有給での特別休暇1か月はだいぶありがたかった。実際に取得したのは1週間でしたけど。仕事を引き継ぐ同僚にも手当が出るのもいいですね。気持ちが全然違う。楽になる。
労務担当の方が、会社や国の制度いろいろあるものをどう組み合わせて利用すればいいのか、シミュレーションを作ってくれたんです。
出産前後特別休暇(コスモスモア独自制度)や産後パパ育休をいつからいつまで利用できる、とか。それがめちゃくちゃわかりやすくて助かりました。
それに育休中の手当も算出してくれました。過去半年の給与が〇円で、社会保険料免除額が〇円で、って。すごくイメージがついて安心しました。

夜泣き対応は苦手…というお2人でした


雨宮:育休開始から180日は67%が育児給付金で支給されるけど、社会保険料など免除もあるし、思ったより手取りは減らなかった。

高山:そう、思ったより減らない。

雨宮:初回の振込が3~4か月後とか間が空くので、いつ振り込まれるんだろうとハラハラしましたね。

手探りで始める育児と仕事のバランス

Q 今後、育休からの復職後はどんな働き方を考えていますか?


雨宮:冒頭に話したように、復職後は朝型生活になりました。以前は8時に起きて夜中の1時に寝る生活だったのに、今では朝5時起き。健康的ですね。隣にはもっと大変な妻がいるので「きついわー」とか言えないですね。残業はなるべくしないように仕事はとても効率的になりました。これから妻も仕事復帰して、子どもが保育園に入るようになったら、送り迎えどうするか、など決めていこうと思います。

高山:僕はまだ育休に入る前ですが…家族と過ごす時間をたくさん持ちたいと思っています。

愛猫のキキくんも赤ちゃん返りをしたそう。
キキくんの「遊んでー!」の合図で朝が始まります。

最後に

2022年11月に育休取得支援制度のリリースを出し、それがForbesJAPANや全国紙に掲載いただいたりとありがたいことにたくさんの反響を頂いています。そこで実際に男性育休を取得した方の考え、生活、ニーズなどきちんと知りたいなと思ったのが今回のインタビューのきっかけです。

約1時間のインタビュー中、私は衝撃の連続でした。私自身、子育てをしながら働いているのですが(こちらの記事も是非こらんください!)会話の中身がまるでママ友と話しているようだったから。どうやって仕事を効率化するか、子育ての時間を捻出するか、はたまたYOUTUBEはどれくらい見せるかなど…。
お2人とも子育てに主体的に向き合い、育児と仕事の両立をごく自然に捉えておられました。育児と仕事、の言葉で浮かべる人物像は女性でしたがすでに私のイメージが凝り固まっていたようです。近い将来「ワーママ」というカテゴライズはなくなるかもしれないな、とふと感じた時間でした。

毎月撮っている月齢フォト。100日記念、離乳食、猫ちゃんとの歩み寄り…成長を見てすっかり私も息子くんのトリコです!


▽コスモスモアの育児と仕事シリーズ

▽コスモスモアのワーママ実態をまとめた記事もどうぞご覧ください!

▽F30 プロジェクトさんにて従業員支援制度をご紹介いただきました!

本日の書き手:吉町

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