#71_「魔法の解き方」まで伝える
魔法使いを育てる学校は「魔法のかけ方」とともに「魔法の解き方」を教える。「魔法のかけ方」だけを学んで卒業すると、魔法をかけ続けたままになてしまいます。「魔法のかけ方」は「魔法の解き方」とセットで学ばれるべきなのです。
子どもたちが学校で様々なことを学びます。子どもたちの学びがとてもうまくいっているとき、それは見方を変えれば「魔法にかかっている状態」として見なすことができるかもしれません。
その学校に通うと、なぜか、がんばれてしまう。
その先生に会うと、なぜか、学べてしまう。
その授業になると、なぜか、頭がフル回転してしまう。
それは「魔法にかかっている状態」として見なすことができるかもしれません。魔法にかかると、学びのスピードは飛躍的に上がっていきます。そして、このとき、しばしば忘れがちになってしまうのが、「魔法の解き方を学ぶこと」です。
子どもたちは、ずっと学校にいるわけではありません。そのうち「卒業」して、新たな学校に「入学」したり、新たな会社に「入社」したりします。学校でかかっていた魔法をうまく解いて、次のステージに進むことができるといいのです。
「魔法を解く」とは、いったい、いかなることなのか。
「魔法を解く」ことは、いったい、いかにして可能なのか。
これらの問いは、子どもたちのキャリアづくりを考えていくうえで、とても大事な問いになるだろうなあと思います。
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