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冬の散歩の記憶

凍った誰かの足跡を、同じ位置を踏むように進んでいく。太陽に照らされて、ずっとキラキラ光ってる。時折、氷が溶けて足が取られる。それでもなんとかずんずん歩いて行く。流れの速い川にたどりついて、水がキラキラ光っていて、眩しくて暖かい。吐く息は白い。

そんな冬の散歩道を思い出して、自然と目を細めてしまう。そのとき、わたしの前を、後ろを、誰かが歩いていたのかな?すっかり忘れてしまった

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