【世界は算数でできている①】未来予測の算数
問題
新型コロナで世間が不安になり、トイレットペーパーが買い占められた場合、何日後に通常通りの流通に戻るでしょう?
答え 約20日後
今までは休職やFIREについて記事をかいてきましたが、今回は大きく話を変えて未来予測について。
コロナから四年たち、当時のことも記憶から薄れつつあります。
当時トイレットペーパーがお店から無くなったのを覚えているでしょうか?
マスクの次にトイレットペーパー。
テレビのアナウンサーが必死に買い占めないよう伝えていましたが、その顔も不安でいっぱいでした。
アナウンサー自身も買いたくて仕方がないのを必死にこらえているようでした。
なぜトイレットペーパーがなくなってしまうのか、そしていつ復活するのか。
当時テレビでは誰もこの話をする人はいませんでした。
ただただ「買い占めないでください!在庫はあります!」を叫んでいました。
学者も業界人も、誰も真実を伝えなかったトイレットペーパー事件を、小学3年生でもわかる算数で推理し、その答え合わせをしたいと思います。
【データあり】
・年間消費量100万t
・年間生産量100万t
・1ロール100g
・日本人1億2000万人
・世帯6000万世帯
・1袋12ロール
・1人1日0.2ロール消費
【計算】
・1日の消費量(袋)
100万✖️1000✖️1000➗100➗12🟰83万
・店の在庫を消費量の10日分と考えて
83万✖️10🟰830万
【仮定】
・毎日の生産や輸送は消費量と一致すると仮定
・生産や輸送をフルにした場合通常の3倍になると仮定
・全世帯に0.8袋あれば流通が通常に戻ると仮定
・全ての家庭が2人世帯で、もともと0.5袋の在庫があると仮定
『15日後の予想』
全世帯のもともと家にあるトイレットペーパー(袋)はちょうどなくなり、店の在庫と輸送したものが全て売れたとすると
全世帯が持っているトイレットペーパー(袋)は
830万➕83万✖️3✖️15🟰4565万
『1日ごとに家庭のトイレットペーパーの増える量(袋)は』
83万✖️3➖12000万✖️0.2➗12🟰49万
『家庭のトイレットペーパーが満たされる(1家庭0.8袋ある)のは』
15➕(6000万✖️0.8➖4565万)➗49万🟰約20(日)
計算では20日後に通常の流通に戻ることになりました。
それでは答え合わせです。
計算で20日後と出たトイレットペーパーを私は実際に21日後に買うことができました。
おおよそこのあたりからお店の在庫も常にあるようになってきたと思います。
計算とリアルにおおよそ差がなかったことがわかります。
当時私は一人暮らしで家に8ロール(40日分)ほどありました。
世間の不安に流されることなく、通常通りの生活を送り、世の中の推移を見守っていました(最悪トイレットペーパー無くなっても風呂場で洗えば良いやと思っていました)
人はわからないものに不安を覚えます。
おおよその数字で良いのです。
算数が使えると多くの人とは違った視点で物事が見えるようになってきます。
上に書いた計算はトイレットペーパーが買い占められた時、スマホのメモに記録していたものです。
今回のポイントはトイレットペーパーという非常にかさばるもののボトムネックが『輸送』にあるということです。
リアルは常にボトムネックに引っ張られます。
ニュースでいくら工場に在庫があるアピールしても意味がありません。
このように小学3年生までの算数で未来は予測することができます。
ここで一つ問題を出してみたいと思います。
調べれば簡単に答えは出るので是非計算してみてください。
問題
日本にある電柱の数は何本でしょう?
正解は誤差±20%までOKとします!
それでは!
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