【休職のススメ④】選択のカードを増やそう
前回までは休職するまでの方法と、復職した後の考えの変化について書いてきました。
今回は【もしも「今」自分が会社がイヤでイヤでしょうがなくなったらどうするか】を休職から復職、そして幸せな会社員生活を送れている経験から考えてみたいと思います。
1️⃣とにかくどこかの心療内科に行って、「うつ状態」の診断をもらい休職or有給消化する。
2️⃣休む期間は1ヶ月〜3ヶ月、この間に今後の作戦を考える。
①復職(現状が本当にツライことを上司に正直にはなし、希望が通らないなら会社を辞める、くらいのやや強気な態度で交渉する)
②転職(エージェントを使い情報収集、面接まではまだ受けず、いつでも取り掛かれるようにしておく)
③FIRE(簡単なバイトで生きていけるよう資産を増やしておく必要あり。今なら新ニーサに可能な限りの金額でオルカンかS&P500)
3️⃣①〜③を手持ちのカードとして持ち、会社と交渉。決裂したら②③に進む。もちろんうまくいきそうなら②に初めから進んでも良い。
交渉の場では「いかに手持ちのカードが多いか」が重要になります。
交渉という戦いは、相手の撤退ラインの探り合いだからです。
例えば②転職③退職(FIRE)というカードがない場合、相手(会社)がどんな決定をしても私たちは最終的にそれを飲む必要があり、それがバレた時点で相手は容赦なくそれを押し通してきます。
絶対に辞めないとバレてしまったら、もしかしたらパワハラ職場に復職し、パワハラ先輩と何十年も一緒になるかもしれません。
それをさせないために、こちらの条件を飲まないと辞めるよ、という態度をある程度醸し出す必要があります。
もし今はまだ仕事が大丈夫な人も、可能な限り早めに②③の準備はしておきましょう。その2つは休職に関わらず、必ず人生の役に立ちます。
②は健康なうちに、③は若いうちから取り組むとより効果が高まります。
もし手持ちのカードを1枚も持っておらず、それでも今の会社にいたいという方は、最後のカード
④希望が通らないと休職が伸びたり何度も繰り返すかも
を使ってみてください。
会社にとって休職を繰りかえしたり、長期で休職する人は辞められるより、よっぽどタチが悪い存在です。
そして日本の法律では滅多なことでは相手をクビにすることはできません。
会社との関係が悪くなる可能性があるので乱発はできないですが、②や③までの時間稼ぎとして、カードとして持っておいても良いかと思います。
まとめ
会社と有利に交渉するには手持ちのカードが必要です。そのために健康なうち、若いうちから転職活動や資産形成をすすめ、カードの枚数を増やしておきましょう。
最悪、休職後からの退職、失業保険からの無収入でも病院の診断があれば生活保護も受けやすくなります。
どうなっても日本は人が人として生きていける国です。
自分の人生は自分でコントロールして、とにかく楽しみましょう!
それでは
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