2年ぶりの一時帰国、腐った歯の治療と日本での予定について
2023年の1月中旬。明朝、妹からの電話で目が覚めた。日本からこんな時間に電話が入るのは、9割方悪い知らせだ。
危篤の知らせ。
「おばあちゃん、危篤。」
帰ってくる必要なない、と母親に言われたけども、愛情を注いでくれた祖母の死に目に会えなかったことを後悔するよりは、その翌日に飛んで帰ることを選んだ。それでも間に合うかどうかという状況だったのだけど、祖母は私の帰国まで耐えてくれたどころか、それから4日ほど頑張っていた。たくましく、強かな女性だったけど、最期の最期まで私たちの期待を裏切らなかった。葬式など、慌ただしく日々を過ごしながら、夜にリモートワークをこなし、5週間後にはドイツに戻った。
それが最後の日本滞在。なんと、2年が経ってしまった。2023年の冬は、メキシコに行くことを選んでしまったから。
あれ?2024年、もう終わりなの?
そしてあっという間に、2024年が終わろうとしている。あと1ヶ月と半分で終了。明日から冥王星は225年ぶりに水瓶座に入るということで、新しい時代の到来と、スピリチュアルな界隈は騒いでいる。2020年以上に👀だった米大統領戦とか、時代の変換期というムードは否めない。個人的にも、色んなことが終わって始まろうとしている気がする。例えば、引越しとか。人生の方向性の修正。色々考えている。というか、悩んでいる。最近は、ジャングルについてよく考えている。
セルフネグレクトの行末、年老いた祖父と腐った歯。
この一年間、パートナーシップにおいて、私の中で未消化だった子供時代の傷やそこから炙り出される恐怖や不安、これから将来、女性として、何を目指すのか、どう生きていくのか、という課題に、めちゃくちゃ直面させられた。
おそらく、その答えを出すのに唯一必要だったものは、「未知の未来に踏み出す勇気」だった。だけどもそれが怖かった私は、慣れ親しんだ世界に肉体的にも精神的にも止まることを、自分や周囲の人間を裏切り傷つけながらも、何度も選択し続けた。
この経験から学んだものは計り知れない。自分の弱点から恐怖の本質、自分の願望から原点まで。だけども代償として、大事な時間を払った。
全ては完璧なタイミングでやってくる。
モノは見ようである。私はこのタイミングで、この環境で、今回のような学びを得る運びだったのかもしれない…し、セルフネグレクトで決断を先延ばしにしていただけなのかもしれない。
以下、今回(見)失っていたもの。
もうすぐ97歳の祖父
私には、来年の1月に97歳になる祖父がいる。祖父母の中で、唯一存命の彼。
今年は自分のプライベートが波乱すぎて、祖父に電話をする余裕がなかった。ふと、最近全く様子伺いしていないことに気がついて、先日、数ヶ月ぶりに電話をした。以前に比べて、とても弱くなっている祖父の声。体の節々の不調を訴え、弱音と愚痴をこぼしていた。
今年、いつでも日本に帰って、祖父の顔を見る機会はあったのにな、と。遠くに住んでいるからというお互いに理解はあるんだけど、それでも一年に一度は顔を見せるのが私流の感謝でもあり、「家族」という存在を重んじる礼儀でもあった。
よって今年は12月から3ヶ月、日本に滞在することにした。来月8日に帰る。
抜歯寸前の奥歯
これはもう、1年以上も前に治療が必要だとわかっていた歯なんだけども…虫歯が大きくなっているのでその治療と、歯根治療のやり直しが必要だと聞いて、ドイツでの治療を渋っていた。(以前別の歯で歯根治療をやり直した際に歯を破壊されてしまい、抜歯という最悪の結末になったことがトラウマで)
「日本に帰ったらやる。」
日本の歯科技術に対する絶対的な信頼(根拠はない)を持つ私は、頑なに治療を先延ばしにした。
その結果。先月のレントゲンで、虫歯がめっちゃ進行していることが発覚。(神経がないから痛みがないのよね)
レントゲン写真をもらい、実家がお世話になっている歯科医にメールしたら、「抜歯直前の歯に見える」と衝撃の返信が。「歯を救えるように、全力は尽くします」との力強い?メッセージを添えられて。
半年前に日本に帰国していたら…と考えても仕方ないんだけど。高い勉強代か。
海外に住んでいても、歯は大事にしましょう。
ここからの学び
どんな状況にあっても、どんなに難しい問題に直面していても、セルフケア(歯)と自分が人生で尊いと思っているもの(家族)はネグレクトしてはいけないということ。それはセルフネグレクトにも繋がる。大事なものは、いつどんな状態にあっても、見失ってはいけない。
今冬は日本で。予定。
奥歯の救済
最初にこれ。歯医者と自分の歯が頑張ってくれることを祈るばかり。そうでなければインプラント。ああ、また$$$。
運転
免許の書き換えと、日本でまた運転して慣れることを考えている。
2025年の目標の一つとして、ペーパードライバー卒業、欧州でレンタカーして地中海沿岸および島をスイスイ徘徊する!という夢があります。シュノーケリングスポットも回りやすいし。9月にトルコ旅でアンタルヤからカシュまでローカルバスで往復した際、時間がかかりすぎたのとバスが混みすぎていたのに懲りたので、来年は女ひとりシュノーケリング旅をグレードアップさせたく思う。
屋久島
日本でずっと行きたいと思っていた場所、1月初旬に1週間ほど、ワーケーションで滞在予定。1月12日に開催されるウルトラエコマラニックにもサインアップしました。100km どころかその半分ですら走る自信のない私は26kmの部門ですけど…。一人でトレランフェスに参加するのは初めてなので、初体験に心が躍る。縄文杉にも挨拶して、ダイビングもできれば良いなと。
シンガポールとインドネシア
ベルリンの良き友人が同時期に帰国予定なので、1週間ほど遊びにいく。その後インドネシアへ。インドネシアの海は綺麗といろんな人からおすすめされるので、シュノーケリングとダイビングを嗜みたく行ってまいります。
あとはお墓参りや温泉、神社参拝など。あとは家族との時間だな。
日本に帰る前に1週間、スペインのテネリフェに仕事の関係で滞在するので、慌ただしい時間になりそうですが、一年の締めくくりという意味でも穏やかな心持ちで帰国したいと思います。