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身からアクが出るとき
毎日暮らしてるとバイオリズムみたいなものが誰にでもあって。調子が良かったり悪かったり、急に流れが止まったり動いたり。そしてたまに「アクがでる」みたいな時があって。今日はそれについて語りたい。
それ自体は悪いことではないけども、自分の中に溜まってる毒素みたいなものが「ぶちゅっ」と出るというか、何が言いたいかというと、「良かれと思ってやったことがマイナスな結果として現れるようなことがある」と言いたかった。
これを「ツイてる」と思うか「ツイていない」と思うかが結構運命の分かれ道かもしれない。
誰でもスムーズに行きたいから、ベストな結果を想定して、逆算して段取りを組んだり、いい結果を出す努力をするのだけど、無事に終わったと思ったはずのことがあとからぶり返すのは結構しんどい。「やり直し」とか「これじゃない」とか言われると、大抵の人は苦痛だと感じるんじゃないだろうか。頑張ればがんばっただけ重たい気持ちになる。
まず一旦進んで完了したものから戻りたくない。あと自分がいいと思ってやったことがダメと言われると、感情的な面で自分が否定されたように脳のセンサーが働く。無意識なレベルで悲しかったり悔しかったり腹が立ったりしやすい。
総合して「残念な結果だ」とか「今日ツイてないわ」とつい思ってしまう。
しかしそこで終わってしまうと勿体ない。
この「進みたいけど戻らさせれる」という機会を、如何に「ツイている」と思えるか。何もなくそのまま進んでしまったら、気がつけないいろんなものとの出会いがあると考えられるか。めんどくさがらずにそれと如何にポジティブに向き合えるか。ここに人としての成長の鍵が隠れてる気がする。
デザインの仕事でも、一度組んだものを解体してやり直すことがまれにあって、その瞬間は非常に苦痛なんだけど、もう一度別のルートで組み立てると違うゴールにたどり着いて、最初のままでは出せなかったより良い答えが現れたりして、終わってみたら自分では導けなかった答えや学びがあったりして。「あれ、結果良かったじゃん。」みたいな。むしろ感謝で終わるようなことがある。(そうじゃないケースもありますが…)
第一関門が重要で、この脳のセンサーが起こす否定的なキャッチを、理性で如何に排除できるか。感情のコントロールが要求される。ここを器用に行き来できるようになるとすごく楽。あとはいつでもやり直しが起こることを想定しておくことも賢い考え方だろうか。3割くらいは心の余白を残しておくこと。これには日頃の生活の整理が必要かもしれない。暮らし全般がパツパツの人はすぐに感情が飽和してしまいそう。
とにかくどんなことがあっても過剰に傷つかないこと、チャンスだと思うこと、喜びに変えること。そのためには日頃から自分の心を軽くする努力と機嫌よくいること。ピンチはチャンスと言っていつも喜べるくらいの軽やかさを持っていたい。
おわり