【食育】何を食べるかよりも大事なこと
栄養がどうとか、●●の食材は健康にいいとか、そういうわかりやすい枝葉・小手先・打ち手のお話は世の中に溢れていますが、私はそんなことよりも大事なことがあると思っています。
それが「誰と食べるか」です。
もっというと「1人で食べていないか」です。
いわゆる孤食ってやつですが、これが及ぼす影響は大きいと思います。
なぜか?
わたしはレストランと関わりの深い仕事をしているのもあって、外食というものの価値をとても高く感じています。
外食は空腹を満たす目的ももちろんあるんですが、それ以上に大切な人や親しい人と一緒に過ごす時間・空間として非常に質の高い媒介となっていると思うんです。
一緒にご飯を食べた人のほうが、そうでない人よりも親しみを感じたりしますし、仲良くなったりすると思います。
歓迎会とか飲み食いするのが当たり前ですけど、きっとそういうことなんでしょう。
人間は社会的な動物なので、ただただ腹を満たすだけや、体に栄養を取り込むだけでなく、コミュニケーションの場として食事を活用しているんですよね。
たまの孤食が悪いわけではありませんが、一人で食事をする機会のほうが多い人は注意が必要だと思います。
孤食が少ない人に比べて、孤食が多い人はコミュニケーションをとる量が圧倒的に落ちてしまいます。
それに多種多様な食べ物を食べる機会も減ってしまいます。
わたしもよく食べ歩きするのですが、人数が多いと色んなものを注文して、少しずつ食べられるんですが、一人だと選べるメニュー数も限られてしまいますよね。
これは家でも一緒です。
人は他者と関わることで幸せを多く感じます。
おいしいごはんを食べると幸せを感じます。
色んな種類の料理を食べると色んな栄養を摂取できます。
自分の親しい人、大切な人と一緒に食事をすることで、幸せな時間をたくさん過ごせるんですよね。
外食に行ってもいいし、家で料理をふるまってもいいです。
お母さんだけが作るのではなく、子どもが作ってもいいですし、お父さんが作ってもいいです。
大切な人のために料理を作って食べてもらう喜びもまた幸せを感じられます。
これがなによりも食育で大切なことだと思います。
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